大阪フォーラムコーナー
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「PMフォーラム2011大阪」の見どころ・聞きどころ

PMフォーラム2011大阪 企画担当 中江 正雄 [プロフィール] :5月号

 関西KPが中心となって進める「PMフォーラム2011大阪」も神戸・京都開催に次いで3回目。今回は7月31日に大阪の中心地中ノ島の国際会議場(グランキューブ大阪)で開催します。今回の開催テーマは「関西発・新時代のイノベーション~P2Mで結集するなにわのチーム力~」です。ようやく回復の兆しも見え始めた国内景気にあって、大阪発のイノベーション事例を通してプログラムマネジメントの側面から新時代に向けたヒントを提供しようと開催するものです。その1つが情報通信研究機構理事長の宮原様による大阪梅田北ヤードのナレッジ・キャピタルを核とする知的創造拠点のご講演です。この夏大阪はJR大阪駅を中心として大きく変貌していきますが、北ヤードはこの北側に位置する一画。ここに「サイエンス」「テクノロジー」「アート」が融合する新しい価値創造の街づくり始まります。どのように変わるのか、何が生み出されるのか大いに期待するところですが、このエグゼクティブ・アドバイザーでもある宮原様からその概要を解説頂きます。もう一つは言うまでもなく大阪は食文化の町ですが、一方では世界に誇る「もの造り」の町でもあります。この「もの造り」の町が打ち上げた「まいど1号」は良くご承知のことと思いますが、今回この打ち上げの中心となって進めてこられた(株)アオキの青木様から「まいど1号」の成功の秘訣とまた青木様は、新たな航空・宇宙に向けたプロジェクトにも取り組まれていますが、その最新動向を含め持ち前の情熱を込めて熱く語って頂きます。梅田北ヤードの価値創造拠点と東大阪の世界に誇るもの造りの講演は、まさに新時代に向けた対応へのヒントを期待して頂けるものと思います。午前の基調講演に加えて午後からは、「P2M」、「エンジ・建設・製造」、「IT」、「ヒューマンリソース・組織」と「ファシリテーション」の5つのトラックに分かれて各トラックのトップリーダから最新の話題を提供して進めていきます。「P2M」トラックからは、関西のP2M実践事例研究会のメンバーにより改めてP2Mの意義を考え、「エンジ・建設・製造」トラックからは「横浜ランドマークタワー」を抜いて日本一となる「阿部野橋ターミナルビル」や「IT」トラックからは、新時代に向けたプロマネの育成やWebビジネス等々の最新の話題満載で参加者の皆さんを交えて考えていきます。更に今回CFPの中から優秀作としてお二人の方からご講演を頂きますが、その1つから「大パニックを乗り切る術」と題したご講演を頂きます。奇しくもプログラム確定後にこの度の東日本大震災が発生し、合わせて危機管理の有り方が強く問われていますが、危機管理のあり方、とりわけ想定外の緊急事態が発生した時の危機管理のあり方を改めて考え直すきっかけになればと思います。それにしてもこの度東日本大震災には、只々大自然の驚異に驚かされると共に被災された皆様には心が痛むばかりで心よりお見舞い申し上げ一刻も早い復興をお祈り申し上げる次第で、「新しい時代に向けたイノベーション」として開催する本フォーラムが被災された皆様への希望と復興に向けた一助になれば幸いです。
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