① |
組織オーナと経営企画部自身がスキームモデルに示す作業を単独で行い、直接に請負企業に委託し、次フェーズ(領域)のシステムモデルに示す作業を行うことができなかったのでしょうか?
特に情報通信系のプロジェクトで“要件定義の曖昧なプロジェクト”と言われ、これがプロジェクトの失敗の原因となってきていると良く言われています。
このことを考えると、スキームモデルの作業が曖昧であったということになります。 |
② |
そのため、組織オーナはコンサルタントに上記に示したようなスキームモデル領域の仕事をコンサルタントを委託し、プロジェクト計画に必要な要件の仕様化を作成させていました。 |
③ |
しかし、コンサルタントの役割の多くは上記で示したスキームモデルの領域までの作業がほとんどであり、実際のシステム構築や設備建設の役割とその結果責任はそのプロジェクトを遂行する請負企業となります。 よって、最もリスクの大きな領域でのシステムモデルでの結果責任は一切コンサルタント会社にはありません。 |
④ |
それでは組織オーナ側でのシステムや設備の運用や運転による結果として、その投資対効果や運用がうまくいかなかった場合は誰が責任を持つことになるのでしょうか?
当然、それはスキームモデルやシステムモデルの中でのプログラム評価やシステム構築または設備建設に関する検討が不十分だったことに起因します。 |