リレー随想
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シンポジウム2010を振り返ってみて

企画チームリーダー 生越 直人 [プロフィール] :1月号

新年、明けましておめでとうございます。

オンラインジャーナル編集長より依頼を受け、「リレー随想:シンポ便り」の執筆することになりました。編集長から、「随想とは『思いつくまま、おりにふれて感じたことを書きとめた文章』ということですので、基本的に自由記述です」とコメントを頂きましたので、自分自身のシンポジウム2010を振り返ってみたいと思います。

シンポジウム2010では、企画チームのリーダーを担当しました。
企画チームの主な役割は、シンポジウムのテーマを決めることと、各講演(基調講演や初日、2日目の49講演)を決めることです。
これらを、30名程度のボランティアで集まったメンバーが議論して進めていきます。
ボランティアで集まったメンバーですから、自分の本業をこなしながら、忙しい時間を調整しての参加になります。継続して参加することは、大変難しいことだと思います。

そのような中で、企画チームのリーダーとして気を付けた点は、以下の通りです。
会議の前にアジェンダを作って、その日の議論の内容を明確にした
参加者全員に発言をしてもらった:発言の無い人には指名して意見を聞いた
次の会議までに議事録を作成して、参加者と共有した(欠席者のためにも)
ボランティアのため、業務命令で作業をしてもらうことはできません。
そこで、ボランティアで集まったメンバーが参加意識を持ち、高いモチベーションを維持できる環境作りを目指しました。

また、「講師候補を選定」「講師より内諾を得る」「講演内容の紹介資料を得る」他といったポイントを決め、アーンドバリューのような手法でスケジュール管理を行いました。
その結果、ほぼ計画通り企画チームの役割を終えることができました。
企画メンバーの全員が、強い責任感を持って、積極的に協力して頂けたからだと思っています。
自分自身は、リーダーとして悩んだり、困ったりしたことが多くありましたが、企画メンバーの意欲やエネルギーに助けられ、最後まで役割をこなすことができました。
野球選手のコメントではございませんが、「仲間の大切さ」を本当に感じられ、自らを成長させることができた活動であったと思います。

既に、シンポジウム2011に向けた活動は始まっています。
現在、「講演(スピーカー)」や「実行メンバーと当日運営スタッフ」の募集を行っています。詳細は、日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)のホームページをご覧下さい。

もし、我々と一緒にシンポジウム2011の活動を行ってみたいと思われる方がいらっしゃれば、どうぞふるってご応募下さい。

よろしくお願い致します。
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