メッセージ
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2011年年頭のご挨拶

理事長 田中 弘 [プロフィール] :1月号

皆様新年おめでとうございます。
 旧年中は、会員の皆様・会員企業の皆様、PMAJをご支援戴くご関係の皆様に大変お世話になりまして有難うございました。
 皆様のお陰をもちまして、PMAJも新たな挑戦の気持ちを持って新年を迎えることができました。
 今年は協会にとって、そして多くの皆様にとって激しい年になるのではないかと思います。日本も護送船団方式で国が繁栄してきた時代はとうに過ぎ、個々の企業が、そして個々人がグローバル市場で戦えるようにならなければ日本の明日はない、と言われて久しいのですが、そうなっているでしょうか。
 逆に、昨今ではデフレスパイラルが進んで、その影響が強いのか日本の社会人の多くの方の内向き志向が強まりました。15年ほど前まで世界を闊歩していた日本ビジネス人の姿は今やかなり小さくなりまして、米欧で目立つのは中国人か韓国人です。私自身昨年の後半90日間を海外で過ごしてこの事実を目の当たりにしました。
 世界のPM界でも一昔前まで嘱望されたPM日本の姿はもはやなく、PMナレッジと高等教育・PM層などで中国に完全に引き離され、その他アジア諸国にも英語での戦いになると完全に負けているのが今のPM日本です。
 皆様、どうか再度PM原点に戻り、PMAJと共に急速なキャッチアップを行い、強いPM日本を取り戻そうではありませんか。

 PMAJでは、1月29日の(東京)新春PMセミナーを手始めに、強いPM日本に向けてのメッセージを皆様と共に創り、これを発信して参ります。3月には我が国政府の新経済成長戦略のコアを担う戦略システム輸出政策を支える意気込みで環境・新エネルギープロジェクト推進を支えるP2Mの適用モデルが出来上がります。
 7月にはPMAJ関西のPMフォーラム関西3都物語のとりあえずのファイナルステージとなるPMフォーラム関西が大阪国際会議場で開催されます。また、9月の東京でのPMシンポジウム2011のプロジェクトも着々と進んでおります。
 P2Mの国際展開に関しても、昨年のフィリピン商工会議所向け本格的P2M研修、ウクライナ政府におけるP2Mの公式スタンダード採用、ヨーロッパの大学におけるP2M席講座、インドにおける官民のP2Mイノベーション人材育成、などでパワーアップをし、今年も新地域への展開を含めて更なる展開が約束されております。
 どうか皆様、今年もPMAJを大いにご利用ください。
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