1. |
プロジェクトマネジメント導入期(1999〜2001) |
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プロジェクトマネジメント制度の整備……リスクアセスメント、スコープ記述書、プロジェクトマネージャ任命 |
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プロジェクトマネージャ育成制度の整備……PMP資格取得の奨励 |
2. |
定着・発展期(2001〜2005) |
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プロジェクトマネジメント制度の強化……リスクアセスメント項目の拡張、テンプレート提供 |
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プロジェクトマネージャ育成制度の強化……プロジェクトマネージャ認定制度、インセンティブ制度 |
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コミュニティ活動 |
3. |
応用・改善期(2005〜) |
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PM制度の更なる強化……成果物による進捗と品質の管理、チームによるPMの支援 |
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フェーズゲートの展開……フェーズゲートを中心とした組織的プロジェクトマネジメント |
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超上流設計手法の強化……Exアプローチ |
もちろんこれらの施策は一朝一夕にできたものではありませんでした。1999年当時のPMO設立時メンバーはプロジェクトマネジメントの何たるかもよくわからず、まずはPMBOKを学ばなければならないということになりました。ちょうどその頃、エンジニアリング振興協会(ENAA)のもとで、現在のPMAJの前身である日本プロジェクトマネジメント・フォーラム(JPMF)が設立されました。当時はPMIの公式な日本語版PMBOKが発行されておらず、ENAAが発行していた和訳版PMBOKを参考にしてJPMFの例会やセミナーに参加しつつプロジェクトマネジメント制度の確立・改善を目指したということもあり、それは同時に我々にとってもプロジェクトマネジメントの出発点であったように思います。それ以来、PMAJのさまざまな行事に参加させていただいており、特にPMシンポジウムは日本のプロジェクトマネジメントの最新動向を知ることができるイベントとして毎回大いに参考にさせていただいております。