ヤングコーナー
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<プロジェクトマネジメントとロボットについて>

千葉工大 中村 真 [プロフィール] :10月号

私は、ロボット工学について研究している学生です。といってもまだまだ若輩であり、未だ学習の域を抜けきれておりません。
どんなものを作りにしても計画を立て、それに伴って製作を進めて往きたいものですが、これがうまくいきません。
ロボットとはハード(マシン、機体の部分)、ソフト(情報、プログラミング)、回路(マイクロコンピュータ、電位配線など)の3つをうまく組み合わせなければうまく動きません。これらは1人で全てを作るときもありますが、チームで分担する場合が大多数となります。(より大掛かりなものになれば、その傾向もより顕著なものになります。)
チームを運営していく中で、いかに潤滑にチームを運営していくかについて。ここにPMの重要性があり、学習していく意味があるのではないかと思います。
我々のような技術分野の人間は、自己管理が出来ていない人が多く、それを取り除いていくためにもPM的な手法を取り入れていきたい、もっと効率よく活動がしていきたい常に考えています。

<プロジェクトマネジメントに出会うきっかけ>
未来ロボティクス学科の授業の1つに、自分達で自由に課題を設定し、1学期間自由に活動を行って、結果を報告する「ロボティクスプロジェクト」というものがあります。
その中で一番苦労したのが、スケジュール管理や仕事の分担といったものでした。いつまでに何を、誰が行なってくるのか。恥ずかしいながら、そのような初歩的なこともできていないような状況からのスタートでした。
そんな中、一冊のロボット関連の雑誌に紹介されていたのがPMでした。
上記のような経験からスケジュール管理などの大変さや重要性を理解していた為興味を持ち、PMBOKを学内図書館で読むようになったのです。
当初は専門用語が多く戸惑うこともありましたが、理解できるようになるとだんだん面白さを感じるようになっていきました。

<最後に>
公の場の自身の文章を載せていただくことは、私としても初めての体験であり、熱意を持って書かせていただきました。今後の活動にも生かしていければと思います。
この様な機会を与えてくれたPMAJの皆様方に感謝の意を述べ、私の随想を終わりとさせていただきます。
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