リレー随想
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「PMシンポへの想い」

スクマン ティン タマン (SUKUMAN THING TAMANG)  所属URL: こちら [プロフィール] :9月号

・PMシンポ及びPMAJとの関わりあいの経緯など
2002年に来日し、IT関連の企業で勤務中。故郷の仲間とともに日本の知り合いも少しずつ増え始めた頃、ネパール人の友人を通してPMAJに関わっていました、川畑さんと紹介されました。PMPやP2Mの話をしているうちに、勉強の機会そして、もっとたくさんの方々とも交流ができるということで当日ボランティアの提案がありました。日本と日本のマネジメントを知るためにこれは良いチャンスと思い、早速“PMシンポジウム2005”に初めて参加させていただき、以来毎年2日間一緒にさせていただいています。

・スタッフ活動での経験内容や感想など
当初から、受付係、大ホール、小ホールまた、トラックなどのスタッフとして参加させていただいています。ボランティア活動は色々な形でできるのですが、シンポジウムでの活動は特に勉強になることが多いです。世界で成功そして、失敗している色々なプロジェクトの紹介また、その内容などに集中していますが、シンポジウム運営自体が大きなプロジェクトだと思って、これの進め方そして、数多くの分野の方々が関わって同じプロジェクトを実施していることがすごく関心を持ってみています。また、シンポジウムに参加して身に付けた経験などが別の場で使えることが多くあることをとてもうれしく思っています。

このような大きなイベントにボランティア活動をしたきっかけで、自分の国そして人々との団体などへの関わりも増えてきました。そして、団体などの小規模なイベントなどを見て、アドバイスができたり、自分がそのイベントの担当になったりというような機会が増えてきました。初めて参加した年は分かったようで分からなかったことが多くありました。その次の年、またその次として参加しているうちに、内容を少しずつですが、理解できるようになりました。これにつれて、担当作業の合間に自分の興味のある分野のセミナーやワークショップなどに耳を傾けることができるようになりました。やはり、これは1回や2回では分からないことが多いということの証拠だと思います。

・PMシンポやPMAJへの期待や希望など
年に一度二日間行われるこのイベントに参加者も年々増えてきているように思います。ただ、シンポ自体が日本語メインだからかも知れませんが、日本で活動している、外国人の参加は少ない気がします。もちろん日本で開催しているイベントですから日本の方々を対象にするのはあたりまえだとは思いますが、基調講演なども英語にすれば、もっと多くの日本語以外話す参加者も増えるのではと思います。これによって、日本と海外のプロジェクトのことを同じ場で勉強できるのでもっと良い結果が出るのではと思います。また、回数を増やすことや、東京以外の場所での開催も期待しています。
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