リレー随想
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「PMシンポジウムの運営からみた幅広いPM人材」

株式会社エイチアイ・シス 代表取締役 石川 博子 [プロフィール] :8月号

はじめまして。私は、株式会社エイチアイ・シスの石川です。今回、初めて投稿させていただきます。

【PMシンポジウムとの関わり】
・私は、もともと、SEでフリーランスから、会社を設立し、開発現場でエンジニアとして、マネジャーとして関わってまいりました。ITの分野では、技術の進歩が速いため、SEとして現場で、要件定義、設計、コーディング、検査などすべてにわたって長く携わっていくためには、新しい技術を常に習得し、実践していく行動力と向上心が必要です。
 このような現場の中で、特に問題になるのは、シニアエンジニアの活用です。40代以降のエンジニアが豊富な経験と実績を開発現場のプロジェクトマネジメントとして活かせるならば、若手エンジニアの人材育成、エンジニアの疲弊の問題解決に活かせるならば、という想いで、今年からプロジェクトマネジメント支援を立ち上げました。
 その中で、「PMシンポジウム2010」の存在を知り、早速、メールでご連絡をし、今回、運営チームに参加することになりました。お問い合わせには、事務局の方からすぐに運営チームでの参加をご提案していただき、ご丁寧に対応していただきました。

【PMシンポジウム運営チームに参加して】
・イベントの企画運営などの経験はあったものの、「PMシンポジウム」のような大きなイベント経験は今回初めてだったのですが、運営チームに参加させている皆様の背景が様々でありながら、これまでの「PMシンポジウム」の積み重ねからスムーズな進行には、驚いています。運営をするにあたり決めていかなければならないこと、人員配置、それぞれの担当者とのコミュニケーションなど、リーダの方、事務局の方、担当者の方々の「PMシンポジウム」への想いを実感しております。
 また、2週間に一度の会議ですが、そのあと、会議に参加された皆様との懇親会も私の楽しみの一つです。なかなか、普段、皆様と進行する機会も少ないので、皆様と情報共有しながら、「熱い想い」を受け止めています。

【PMシンポジウムのこれから】
・今回初めての参加ですが、運営チームには学生さんの参加もあり、幅広い年齢層の中で運営されていることに感銘いたしました。「プロジェクトマネジメント」というと、経験を積んだシニアの方が多いという印象ですが、決してそうではなく、欧米では、小学生でも学んでいる背景があるようです。学生さんたちも「プロジェクト」(学園祭や部活のイベントなど)に関与する機会が多く、ここで学んだことが将来もしくはそのプロジェクトにお役にたてることが多いと私は感じます。このようなことも考慮すると、学生さんたち用のトラックもあってよいのでは、と、感じています。
 このようなシンポジウムも、興味のある学生など、大いに参加いただき、「プロジェクトマネジメント」の人材育成に寄与できる体系を構築していくことも、これからの課題として、提案していきたいと思います。
以上
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