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「入社前の学生がPMを学ぶ意義」

青山学院大学 経営学部経営学科 4年 林田 拓郎 [プロフィール] :8月号

 私は昨年の夏、「青山学院・ヒューマンイノベーション・コンサルティング株式会社」にて、『小学生向けリーダーシップ研修』のTAを担当しました。そこで得られた気付きを、私が「プロジェクトマネジメント」を学ぶ動機と絡めて述べさせて頂きます。


〜帰国後、教授の会社で小学生向けリーダーシップ研修のTA〜
 ボストンでの留学を終えて大学に復学した私は、ゼミの教授が経営する「青山学院・ヒューマンイノベーション・コンサルティング株式会社」にてアルバイトをさせて頂くことになりました。当初は企業HPの英訳等を担当していたのですが、教授から『小学生向けリーダーシップ研修』のTAとしてお誘いを頂いたため、本研修に携わらせて頂く運びとなりました。

〜本研修を通して得られた気付き〜
 私は本研修のTA経験を通して、ある気付きを得ました。それは、「集団でより良い成果を出すためには、全員が全体を把握した上で、各メンバーの立場や感情を理解することが大変重要である」ということです。
 本研修では、様々なグループワークを通して、受講者にリーダーとメンバー両方の立場を経験させました。すると、ワークを重ねるごとにある変化が見られました。
 当初は好き勝手振る舞っていたメンバーも、常にリーダーの意図を汲み取って負担を減らそうと考えながら行動出来るようになり、結果としてチーム全体の成果は大きく向上しました。これは、メンバーがリーダーを経験したことで、全体を把握しながら行動する意識が付いたためだと感じました。

〜気付きから感じた、入社前の学生がPMを学ぶ意義〜
 今年4月、私は運と努力の甲斐があって大手通信企業から内定を頂きました。もちろん入社してすぐにプロジェクトを任されることなど、同社ではありえないため、入社直後に集団を統率する側としてPMの知識を役立てることはないかもしれません。
 しかしながら、与えられた仕事を指示通りにこなすのではなく、メンバーもリーダーと同様に全体を把握しながら集団で動くべきであるという、夏の研修で得た気付きは、私がPMを学びたいと思う動機となりました。

〜入社直後、PMの知識をどう役立てるか〜
 入社後、メンバーとしてプロジェクトに加わる際、自身に割り当てられるものが例えどんなに小さなものでも、基本的なプロジェクトの流れや進め方、各メンバーの役割等を正確に理解していれば、仕事の能率は格段に向上し、集団としての成果物もより良いものが出来上がると思います。

〜今後の抱負〜
 来年から社会人として旅立つわけですが、たとえ自身が全体を統率する側ではなくとも、常に全体を意識して集団の中で力を発揮出来る人材でありたいと考えております。そして、メンバーとしての経験を積んだ上で、将来的には集団を統率する側に回り、社会に大きな影響力を与えたいと思います。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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