リレー随想
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PMAJの広報活動について

PMAJ副理事長・事務局長 高橋 道夫 [プロフィール] :8月号

 デジタル化の進展とインターネットの普及・拡大により、社会における広報活動というものもどんどん変化している。そしてわれわれが現在直面している世界的な変革の時代にあって、デジタル媒体の存在はますます重要さを増している。その重要さ増大の大きな要因は、スピードと便利さおよびコストにあると考えられる。一方、メリットばかりでなくリスクもそれに比例して大きくなっていることへの注意も当然必要である。
 現在PMAJが行っているプロジェクトマネジメント(以後、「PM」)に関系する広報活動は、ホームページ、ジャーナル(季刊誌)、シンポジウム、セミナー、例会、講習会、会員研究会活動等々である。
 その中で一番大きな役割を担っているのが、ホームページである。今や企業、団体、行政組織等全てにとって、ホームページはその組織の社会に対する窓口になっている。会員であることや国民であることを越えて、世界の万民に向かって開かれている訳であるから、担っている使命の重大性は、信頼性、速報性、影響度において現状他に適う媒体はないと云ってよい。
 PMAJは、通常下記の3種の媒体により、直接的定期的広報を行っている。
ホームページとオンラインジャーナル:デジタル、会員および一般向け、常時、コンテンツ更新
メルマガ:デジタル、特定顧客向け、適時、メール配信
ジャーナル(印刷季刊誌):レガシー、会員向け、年3回、託送

 ①のオンラインジャーナルでは、今年から新たに「協会役員コーナー」と「法人会員コーナー」が始まりました。協会の役員(理事)や法人会員の責任者あるいは窓口担当者の方々が日頃どのようにPMAJの活動を感じておられるかの感想やご意見を寄せていただくことにしています。率直な声を寄せていただき、オンラインを通して読者の皆さんと繋がりが出来ることを期待しています。もちろん協会やオンライン編集部も、それらの有益な意見を参考にさせていただく予定です。また先月の7月号から、新たに「ヤングコーナー」を設け、10代〜20代の若い人たちに投稿してもらい、新しい意見や感想を発信してもらうことを実施していますので、どんどん参加してください。若い世代とシニア世代の共創による次世代PMネットワークを構築できることを狙いにしています。
 ②は、主に緊急連絡事項、ホームページに掲載した事項の再確認・督促に使用しています。
 ③のジャーナルは、研究論文やシンポジウムでの講演内容などの発表の場にしています。毎号特集テーマを決め、そのテーマに関する意見や研究成果を公募・選択して掲載しています。従ってテーマの選定が重要になってきますが、アンケートによる読者の希望を入れて、編集委員会で時代にあったテーマを選ぶよう努力しています。結果、好評を得ているようですので、続けてまいります。

 このジャーナルやオンラインジャーナルに含まれているPM実践者からの内容の多様さと奥深さにおいて、PMの知恵の宝庫となっていることは、他に見られない一大特徴となっています。今後この宝庫ともいえる内容の活用を、更に進化させることを検討して行きます。皆様からのご提案を歓迎いたしますので、協会事務局
( こちら )までメールをお寄せください。
                 
以上
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