P2M研究会
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東京P2M研究会議事録(6月例会)

山崎 司:7月号

東京P2M研究会を下記のとおり開催しました。
1. 日時:6月24日(木)18:30〜20:30
2. 場所:PMAJ 2階会議室
3. 出席者(敬称略)渡辺、梶原、仲田、山崎
4. 配布資料
「東京P2M研究会2009年度研究報告書(案)」
「軍事業務の民間委託の現状と課題」
「JUAS CIO委員会への提案(たたき台)」
5. 議題:
  (1) 「東京P2M研究会2009年度研究報告書(案)」:渡辺殿
同報告書に関してメンバー各位の執筆するテーマが出そろった。
国際P2M学会2010年春季大会での発表論文も含まれる。
原稿の締め切りは7月末となっている。

  (2) 「軍事業務の民間委託の現状と課題」:山崎
配布資料に基づいて、民間軍事会社についての研究発表を行った。
 民間軍事会社は、その扱う業務によって、軍事役務提供企業、軍事コンサルタント企業、軍事支援企業、の三つに別けることが出来る。
 冷戦終結により、各国は軍縮を進め、軍務の外注化を進めている。その結果、民間軍事会社の市場規模は10兆円に達した。

  (3) 「JUAS CIO委員会への提案(たたき台)」渡辺殿
 国際P2M学会はP2M普及のための研究活動をしており、その中の一つに「経営とITの融合」という研究会がある。本研究会には渡辺が毎月参加しており、学会参加の各方面の学者、企業幹部による討論がメールと月1回の研究会で活発に進められている。この会からはグローバルレベル、国内問題を含め、種々の情報が入手きることによって、東京P2M研究会の研究テーマの検討、新しい知見の勉強会に貢献できている。今回のテーマはITユーザー企業のCIOに関する問題である。
 配布資料に基づき、渡辺殿が説明を行った。
日本企業はCIOを設置している企業が増えているが、CIOに関し、JUAS(日本のITユーザーの協会)として統一した定義がつくられていない。今回はこれをテーマにP2M学会として研究会としての意見をまとめる。配布資料は検討を進めるためのたたき台資料の一部である。
ここではCIOの役割に関する提案を行うための視点につき提案した。
アナログ時代とデジタル戦略時代においては、経営戦略へのITの係わり方・位置づけが根本的に異なっている。デジタル技術を用いて、企業経営にこれまでにない選択肢を拡大させるために行う経営デザインを「デジタル・ビジネス・デザイン」と称し、企業の生き残りをかけた差別化戦略のエンジンの役割を果たす。成功した企業の成功事例とそのビット(情報を活用した)・エンジンの説明をした。

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