P2M研究会
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東京P2M研究会 3月例会

藤澤 正則:4月号

1. 日時 2010年3月24日(18:30〜21:00)
2. 場所:PMAJ 2階会議室
3. 出席者(敬称略)渡辺、岩下、内田、山本、仲田、梅田、佐藤、梶原、藤澤
4. 議事:
配布資料:ITビジネスにおけるP2Mの活用「ビジネスオペレーションの設計」
              NTTドコモ CiCUS
              戦略のプロセス化(3月6日合宿まとめ)
              オープンビジネスモデル
              プログラムの価値を創るOWモデル9つの軸
              業務の見える化とIT化の見える化の融合
(1) 2009年度研究課題:仲田
ITビジネスにおけるP2Mの活用「ビジネスオペレーションの設計」
・サービスモデルをどうデザインすると、IT化の価値を生み出すことができるか?
  経営からOPまですべてで価値となるシステムにする。
・ビジネスオペレーションの設計とは?
  機能的要件、非機能的要件がある。
  非機能的要件は、ユーザーにもわかりにくく導入後にわかることが多い。
・アイデアをシステムに収めて、サービスを提供する事例として、NTTドコモ
  CiCUSを取り上げて研究をまとめる。
(2) プログラムの価値を創るOWモデル9つの軸:渡辺
・戦略の見える化の研究
 BSCとOWモデルを組み合わせて、検証したい。
・OWモデルの資料集の説明
 これまで取り組んできた資料をとりまとめた。
 主な内容のリスト
 経営理念、財務諸表、販売開発力、マーケット開発力、経営資源蓄積力
 PJマネージャーに求められる人材とは、ビジネス投資とIT、
 ナレッジマネジメント、プロジェクトナレッジマネジメント
 オープンビジネスモデル、業務プロセスの活性化、組織の市場対応力
(3) OWモデルの活用方法について:佐藤
・防災モデルの適用を行っている
 新領域での作成が難しい。
 KPT法とOWモデルの組合せで、問題の抽出を行っている。
(4) 戦略のプロセス化(3月6日合宿のまとめ):内田、藤澤
戦略マップ、戦術マップ、TOWS、スコアカードでの中食ビジネスの戦略の見えるかを試みた。半日の検討結果では正しいことはわからないので、今後半年かけて研究を進めることにした。
  結果の整理:
  @  この進め方では、優先順位、思考のプロセスがわかりやすい。
  A  業務に詳しい人が入らないと、BSC手法だけでは、一般論になりやすく、他社と差別化できる内容とならない。
  B  業務に詳しい人がいれば差別化できるかというと、これも疑問で、幅広い知識の持ち主がいないと差別化は難しい
  C  この不足分をOWモデルを使って、広い視点、深い視点で問題を掘り下げながら進める、手法を考える必要を感じた。半年かけて、構想をまとめる。

(5) 業務の見える化とIT化の見える化の融合:渡辺
4月の国際P2M学会での発表内容
・日本のITプロジェクトの課題
 部分最適が70%、全体最適が30%
 業務の見える化を最初に行い、IT化を行う。
 業務の見える化と情報の見える化を、中食ビジネスを事例としてまとめる。
5. 次回までの実施事項と次回の日程
(1)実施事項:2009年度の研究課題まとめ
  次回の日程:4月22日予定(18:30〜20:30)
  場所:PMAJ 2階 会議室

以上
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