メッセージ
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2010年年頭のご挨拶

理事長 田中 弘 [プロフィール] :1月号

 皆様新年おめでとうございます。
 厳しい経済情勢は相変わらずですが、時代の挑戦に立ち向かう「使命達成型プロフェッショナル」である私達ですので、今年の干支である寅のダッシュ力も借りて大きく前進いたしましょう。
 PMAJのP2Mは「ブレークスルー」、「仕組み作り」、「イノベーション」といった、今、日本中が、世界が必要とするパラダイムを唱っていますが、私は今この価値が国内外で受け容れられていくことを実感しております。
 昨年は、協会事業が大変充実した年でした。厳しい経済状況の中でも法人会員様、個人会員と会友の皆様が共にしっかりとPMAJの事業を支えて下さいました。厚く感謝申し上げます。
 お陰さまで研修事業では上期より下期の成果が大きく、協会の公式行事では新型インフルエンザの感染拡大の影響と戦いながら開催したPMフォーラム京都(関西地区大会)とPMシンポジウム2009が共に大盛況で、PMAJの組織・運営力の高さを関係の皆さんに大いに評価していただきました。東京、名古屋、那覇、広島、そして福岡での地域P2Mセミナーも軒並み例年以上の参加者がありました。地域P2M研究会の皆様の周到な計画でタイムリーな講演テーマが揃ったこともあり、平均85%の参加者満足度を得ることができました。
 公的委託を受けた調査研究活動やSIG運営部会から生まれたワーキンググループの活動も大変順調に進んでおります。海外でのP2Mへの取り組みも、これまでの仕組み作りが生きてきて、一部の国で本格化しております。

 今年の景況見通しは、まだはっきりしません。PMAJ会員企業様でも、光がさしだした業種、これからがもっとも厳しい業種、と一様ではありません。ひとつ確かなことは、プロジェクトマネジメント力は、個人の力も企業のPM能力も一朝一夕に磨かれるものではないということで、各所属先でまたオープンイノベーションの場であるPMAJを舞台にして、たゆまざる研鑽を続けていただきたいと思います。
 PMAJの新年第一のイベントは1月30日(土)の(東京)新春PMセミナーです。今年は現下の日本の大きなテーマであるオープンイノベーションに関する講演や、4業種の代表が一堂に会しての新春パネルがあります。その後、仙台を皮切りに地域セミナーが今年も展開されます。
 2月には経済産業省系の公的研修機関からの委託でフィリピンの実業界選抜研修団に対して東京でP2M研修を行い、PMAJの5名の講師がフィリピンの企業力アップに協力します。
 勿論、国内でのP2M研修のパワーアップも図りつつあります。新規教育プロバイダー2社を加えて、また、より広い層のプロジェクトマネジャーとその候補生の方々に入りやすいような仕組みづくりを計画しています。
 3月には、現在、関連研究会が追い込みにかかっている、「組込みシステム開発へのプログラムマネジメント適用」ガイドブックが完成します。日本の産業競争力を支える大きな要素である組込み開発で日本の最先端の方々が集って開発した迫力ある力作にご期待下さい。また、その後、新年度に入るとSIG運営部会からのITサービス産業プロジェクトにおけるP2M活用ガイドもフェーズIがリリースされます。
 9月に予定するPMシンポジウムの企画も順調に進んでおります。PMAJのHP(トップページをご覧ください)では、参加者の皆さんの企画参加を推進するため講演テーマ候補案を募集しております。
 このようにPMAJは新春からエンジンン全開で走ります。今年もどうかPMAJ活動に積極的にご参加をお願いいたします。
 皆様の本年の益々のご躍進をお祈りいたします。
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