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問題発見力不足解消
問題発見力不足を解消するには、常に問題意識を持って、日常の仕事に努めていると色々なものが見えてくる、ということだとわかる。そこで問題が発生したら、自分だったらどうして解決するか、常に頭の中で考えてみる。これで人に知られずに知恵を出す訓練ができる。この方式は筆者が業界を変わるたびに新規参入者となったために、業界の習慣を学び、提案が受け入れられるための訓練法として採用したものである。 |
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課題認知力増強法
失敗を恐れず、難問に直面し、自分でこの問題は処理できると心に言い聞かせ、どうすれば課題が解決できるか考える。最初に「問題の本質は何か」とゼロベースで考えることである。多くの問題は多くの制約条件がある。制約条件は@幾らで、A何時までに、Bこのような内容でと仕様書に書かれている。これを頭に入れて考えると、必ず解決不能になる。この際この制約条件を忘れる必要がある。忘れるとゼロベースの発想で問題が解決できる案が見えてくる。次に問題解決案から制約条件を眺めてみると、納期変更や、コスト増加をしてでもやりたい案であったら、制約条件は交渉事項となる。このような発想ができる人材が知恵の出る人である。 |
3) |
問題解決力を高めるには
第一段階で問題の本質を掴めばよい。最近はツールでものを考え、ツールにないことは解決できないと本気で考えている人が多くなった。ツールを使って、わかりやすく進める講座が増えた結果かも知れない。残念ながら問題の本質が都合よく手持ちのツールで理解できるとは限らない。「まちぼっけ」という歌がある。ツール依存症は「木の切り株に獲物がぶつかり、猟ができたことに味をしめた猟師が、その後切り株の前で獲物がぶつかるのを待つ猟師」と同じであることに気がついていない。
第二段階では、「問題の本質」がわかったら、次の要求を出す側のコンテキスト(問題の背景)を理解することである。解決の幅が広がり、答えが出しやすくなる。
第三段階では、要求者のコンテキストを理解することによって、「その目的だったら、このように展開できます」と企画、提案できる。
第四段階は要求者に対する説得力である。問題の解決案が優れていても説得できる論理構成と、情による納得感を提供できないと最終的には解決できない。 |