トピックス(活動報告)
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「シンポこぼればなし」

PMシンポジウム2009 PM:増澤 一英 [プロフィール] :11月号

PMシンポジウム2009は盛況のうちに無事終了しました。多くの方々にご来場いただき、大変ありがとうございました。スタッフとしてシンポに携わり、事務局も含めて多くの方々にたくさんのことを教えていただいた1年間であったと感じています。思いつくまま、感想の幾つかをご紹介します。

【人が命のシンポジウム】
今年のシンポプロジェクトは去年11月に発足しました。シンポの実行スケジュールが決められ、スタッフのテンションが一気に盛り上がり、年明けには喧々諤々テーマ決めになりました。スタッフは皆ボランティアですが、本業の仕事以上に(失礼)力が入ります。自由闊達な議論は、とても白熱したものですが、人の意見は、皆、尊重して進められ、これぞPM集団と思い知らされます。今年は、大不況に『負けるもんか』の気持ちを込めて『時代に克つ』というテーマに決まりました。引き続き、当日プログラムの決定に移ります。桜の花より先に決めないと間に合わないのです。スタッフと事務局が強力にコラボして、これ以上出ないくらいのアイデアを搾り出します。講演者の方への依頼、内容の確認、・・・桜の咲くころには皆さんヘトヘト、そして安堵。一休みしたら運営準備開始です。運営時の去年のアンケートも隈なくチェックし、運営にも反映していきます。皆さんからのメッセージが、シンポのベースです。ボランティアですし、制約条件が多い中での作業でした。一方でパンフレットの作成、そして当日は、さらに多くのボランティアの方々にもご協力いただいての運営でした。スタッフ、そして、快く講演に応じていただいた講演者の方々に感謝の気持ちで一杯です。

【できごと】
去年から今年にかけては、なんと言ってもリーマンショック。力強いテーマが決まりましたが、プログラム決定までには多くの苦労がありました。特に、今年初めの、日本中不況の固まりのような状況下でのプログラム決定作業は本当に難しいものだったと思います。今年は新型インフル対策もせねばなりませんでした。幸い、シンポ当日までには幾らか落ち着きを取り戻していましたが、準備期間中、いつも検討課題に入っていました。
提案やアンケート結果から、幾つかの改善もありましたので、ご紹介いたします。これらは、色々な方の『気付き』から、より良いシンポに向けた小さな一歩だと思います。要望も多かったお昼の混雑緩和のため、今年は昼食会場が準備できました。受講票の改善、また、アンケートも改善し、来場者のご意見を、多く取り入れられるようになりました。昨年からですが『カフェ・ド・e-シンポ』という意見交換の場が設けられました。PM論、講演の感想、など、会場で思ったことをどんどん書いたり言ったりする場で、とても好評です。皆さんも、是非参加してみてください。

【時代に克つ知恵】
PMAJのシンポジウムはPMの大会としては日本最大ですが、毎年、ボランティアで実施されています。そして、今年も来場者の方から貴重なご意見をたくさん頂いています。有効に活用して来年も少しずつ進化していきます。シンポ来場者もスタッフも思い切り意見を出し合い、その情熱こそがシンポを作っている。うまく表現できませんが、これは本当に凄いことだと思います。また、スタッフとして、色々なお仕事や業界の方のお話の中から、たくさんの学びを得ることもできました。振り返ると、時代に克つための、たくさんの気付きと知恵にめぐり合えた1年でした。
最後になりましたが、シンポの活動に興味をお持ちの方は、どうぞ気軽に声をかけてください。
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