メッセージ
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2008年年頭のご挨拶

理事長 田中 弘:1月号

田中理事長

 皆様新年おめでとうございます。
旧年に、協会の経営に参加して頂いた役員の皆様、協会事業を推進頂いた各委員会の委員と部会のキーパーソンの皆様、協会活動に熱心に参加頂いた会員の皆様、PMAJ を種々ご支援頂いた関係者の皆様、そして協会事業のアンカーとして協会の事業推進をしっかり支えて頂いた協会職員の皆様に心より感謝申し上げます。そして今年も引き続きご活躍・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
 昨年もPMAJは精力的な活動を行い、資格認定事業、普及研修事業、開発・国際交流事業並びに会員活動事業においていずれも良い成果を挙げることができました。
 資格認定事業では、PMS資格認定で、一昨年若干下降した受験者数を回復することができ、また、PMC資格認定では協会認定教育プロバイダー企業のご尽力で大幅な前進がありました。
 普及研修事業では、協会のP2M関連公開講習に今後への教訓を残しましたが、プロバイダー企業によるPMC研修や、協会直営の企業・公的機関でのオンサイト研修では将来につながる成果が得られました。
 開発・国際交流事業では、まず、協会のP2M改訂委員会委員の皆様の心血を注いだご努力により、初版P2Mが世に出て以来6年ぶりに「新版P2Mガイドブック」の出版を12月に行うことができました。新版ガイドブックは、初版のフィロソフィーと枠組みを生かしながら、時代の変化に対応した改訂を行っております。また、国際交流事業では、本年3月に開催する国際PMシンポジウムの準備・推進が予定通りできました。
 会員活動事業では、昨年のPMシンポジウムは再び史上最多の参加者を得ることができ、プログラムでも金融トラックの創設など多彩な対応ができました。また、関東以外でPMAJとしての本格的なPM大会をという念願を、PMAJ関西の皆様の熱意と周到な準備により実現することができ、5月に開催した「プロジェクトマネジメント・フォーラムKOBE2007」は大成功でした。月例会も東京・関西共に参加者が大幅に増加しました。P2M研究会では、新たに沖縄研究会が立ち上がり、関東・中部・関西・中国・九州・沖縄のラインアップができました。わが国最古のPMAJならではのプロフェッショナル・ソサエティーの力に今後とも期待しております。

 さて今年ですが、「新版P2Mガイドブックの風に乗ってPMAJが大いに躍進する年」と位置づけたいと思っております。
 新版P2Mガイドブックは分かりやすさが向上したと好評です。P2Mの普及とP2M資格認定では、これまで熱心にご支持頂いた企業・団体との連携と新規ユーザー企業・団体の開拓に加えて、PMAJとしてP2Mのブランド作りに励む所存です。これには政府各省系の公的機関や各種産業団体への働きかけが必要であると認識しております。
 イベントでは、PMAJは、本年3月10日・11日に、東京のタワーホール船堀で、経済産業省と(財)エンジニアリング振興協会の後援を戴いて、「国際プロジェクト&プログラムマネジメメント・シンポジウム2008」を主催します。この大会はPMAJの前身協会がわが国のPMソサエティーを開設して10周年を記念する大会であり、2001年の当協会主催IPMC2001に続いて、PMAJをプラットフォームとして、P2Mを含めてわが国のPM力を世界に発信し、実のあるPM東西交流を行うのが目的です。幸い、PMAJはグローバルにニュートラルなPM協会ですので、宗派を問わずグローバルPM界のリーダーが揃って参加して頂けます。会員の皆様にも是非ご参加頂き、グローバルPM界に身を置いていることを実感をして頂きたいと思います。
 PMAJ直営のP2M関連の講習・研修事業では、昨年良い手がかりを得た仕組みを伸ばす一方、踊り場に差し掛かった講習や研修事業の見直しを行いたいと思います。
 そして、なんといっても、NPO法人であるPMAJは会員の皆様の積極的な協会活動があってのPMAJです。PMAJのプロダクツやサービスが今後共に実践家を中心に会員の皆様やご支援を頂く皆様にご支持されるためには、会員・関係者の皆様のニーズを満たしていくことが不可欠です。この意味で会員・関係者の皆様の英知と経験あるいはホットな情報を今以上に協会にご提供下さるようお願い申し上げます。PM協会は会員・関係者の皆様が創り上げていく協会です。
 今年も皆様と共にPMAJを前に進めて行きたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
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