P2M研究会
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P2M研究会の11月活動報告

山崎 司:12月号

I 東京P2M研究会活動状況
■東京P2M研究会 11月例会(参加者10名)
日時:2007年11月6日(火)18:30〜21:00
場所:ENAA 7A会議室
議題:
1.渡辺代表による関西P2M研究会合宿の参加報告
2.2007年度の研究の概要報告
  (1) 「ウィキノミックス」概要説明と研究参加者募集
  (2) 「OWモデル深掘」中間報告
3.講演:「価値はどこから生まれる」
4.ジャーナル31号企画「リスクマネジメント特集」協力依頼
   「発注者のためのリスクマネジメント」を研究執筆予定参加者募集

<議事内容>
1.関西P2M研究会合宿の参加報告
 詳細につきましては、第4回関西P2M実践事例研究会(合宿)議事録をご参照ください。
2.2007年度の研究の概要報告
 以下2件の概要報告が行われた。
 (1) 講演:「ウィキノミックス」概要説明 山本殿
 (2) 講演:「OWモデル深掘」中間報告 田中殿
3.講演:「価値はどこから生まれる」渡辺殿
  • 価値はOWモデルの軸に何が含まれるか議論し、決めるとコンポーネントOWモデルができる。更にブレークダウンすると内容が具体化され、アイデアが出やすくなる。
  • OWモデルの何処からでも価値をつくることが出来る。
  • 「価値」=機能・Q・C・D・A・Uで表せる。
  • 商品は通常、機能が買われる。品質の高さ、値段の安さ、納期の早さ、デザインやセンス、ユニークさ等の価値が付加される。
  • 機能は更に分解したり、機能を構成するプロセスを変える事で新しい価値を創ることが出来る。
  • 大切なことはシーズから入るべき。この方が成功率が高くなる。

U 関西P2M研究会活動状況
■第4回関西P2M実践事例研究会合宿(参加者25名)
日時:11月10日(土)13:00〜11日(日)12:00
場所:パナヒルズ大阪(松下電器健保保養所)大阪府吹田市
議事:
 ・合宿形式による研究会
 ・特別講師として本部より渡辺殿を迎える
 ・分科会毎にわかれての議論中心に、2日目は中間まとめ発表

<議事内容>
1日目:10日(13:00〜20:30)
(1) 全体会議
   ・小石原主査ごあいさつ
   ・テーマごとの分科会進捗報告(各リーダーより)
  −オフショア分科会では、中国南京視察の報告(戴さんより):スライド付き
   ・東京研究会の報告ならびに報告書作成について(渡辺殿)
(2) 分科会に分かれての研究会
(3) 懇親会
   ・日帰り組みも一緒に全員25名にて懇親会開催
   ・懇親会は、永田殿の司会のもと、全員発言の機会も得、大いに盛り上がった。
(4) 自由研究・討議
    ・ 分科会毎の部屋割りとしたが、各分科会入り混じって議論沸騰
    ・ 特に、アーキテクチャ分科会メンバーは渡辺殿を囲み、白版持ち込み延長戦展開

2日目:11日(9:00〜12:00)
(1) 特別講演 『アイディアはどこから生まれるか』 渡辺殿
 ・OWモデルの深掘りと実用化編へのさらなる進化
 ・そして、OWモデル活用してのアイディアがどこから生まれるかの源泉を探る
(2) 分科会経過報告と討議
 ・各分科会代表より発表頂く。 渡辺殿をはじめ、各メンバーから多数の質問があった。
テーマ1 『プロジェクトX』  発表 小藪殿
・昨年度継続テーマ、海蔵リーダーから新鋭小藪リーダーへ若返り、一段と拍車がかかる。
・今年度は、チーム力に焦点を当て、昨年度の個人のリーダー像分析からチーム力の分析に取り組む。
テーマ2 『アーキテクチャ』 発表 岩崎殿
・昨年度継続テーマ、今年は新メンバー2人を加え、精力的に輪読会こなし原点の戻っての理論研究を行う。
・昨年度の東京P2M研究会論文、国際P2M学会での小原論文、ガイドブック改訂関連論文を輪読、要点と渡辺講師への質問項目まとめ。
テーマ3 『EVM活用と導入のポイント』 発表 安達殿、林殿
・昨年度継続テーマ。今年度は活用と導入ポイントに重点
・導入目的の体系化、8つの要件と成熟度分析まとめ
・そして、セルフチェク事例集作成のため研究会メンバーへのヒアリング計画中。 2社事例をベースに堅実な取り組みと推進
テーマ4 『PM人材育成―不特定テーマによる課題研究』 発表 佐藤殿
・新規テーマ 佐藤リーダー中心に、『実践力』に的をしぼり、以下の視点から、各メンバーの意見集約へ@体系的知識 A実戦経験 B資質・姿勢・倫理
・小石原主査が重点参画、議論が深まる
テーマ5 『中国へのオフショア開発課題と提言』 発表 坂口殿、下野殿
・新規テーマ 南京大学とのオフショア成功事例(戴さん)中心に参加メンバーの事例が豊富。オフショア分析表(16の切り口と、開発工程毎の日本、中国の役割分担記入表)作成中。 4つの事例完成
・メンバーは8社の事例を元に,課題分析まとめを行う。戴さん、赤石さん2名の女性論客を加えメンバー11人の大所帯。
(5) 渡辺講師から総括
 ・渡辺講師から2日間にわたる全体講評いただく。
 ・昨年より、一段と充実してきている、最後の報告書を楽しみにしているとの講評いただく

(6) 総括
  • 今年度は、戴さん、赤石さん(いずれもオフショア分科会)女性2人の参加を頂く。
  • 特に戴さん、の参加で異文化コミニケーヨンの実践が図れることなる。当研究会の国際化も進み全体の雰囲気が変わってきた。
  • 分科会活動の相互交流は(2ケ月に1回の全体会議と、合宿)、小石原主査の基本方針であり、交流のための1つのプラットホームとして、さらに工夫をしていきたい。
  • 来年度は、『P2Mセミナー関西』開催予定(5月頃):隔年計画
  • 実践事例発表の場もつくっていきたい
  • 『PMフォーラム関西』と交互に開催する
  • 第5回関西P2M研究会 2008年1月 23日(水曜日) 予定
    場所:松下電器新大阪和幸ビル会議室 903 16:00から18:00
以上
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