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「TPSと人材活用WG:MM4活動」
― メンバーを元気にするPM活動、ダメにするPM活動 ―
〜ITベンチマークSIG〜

WGリーダー 富士通株式会社  松田 浩一:2月号

 MM4活動は、PS(Partner‘s Satisfaction)と人材活用WGのサブ・グループとして2006年に設立した新しいスタイルの活動です。
「メンバーを元気にするPM活動、ダメにするPM活動」をサブテーマとし、事例を集め、事例から事実を分析し、体系化を目指します。最終的には、PS調査と連携し、プロジェクト診断、対策メニューへと発展させる予定です。


1. これまでの活動紹介
 毎月定例会を開催し、各メンバーで議論を重ねています。特にこれまでは「PS向上させる事例」をメーリングや専用Webから登録し30例以上の実例を集め、内容の分類や分析を始めています。
 メーリングと定例会での議論に加えて、合宿による集中討議も行いPSの本質をさらに深堀し、整理しています。集中討議の結果、「PSを低下させてしまう事例」の重要性に気づき、悪い事例として収集を進めています。

2.今後の活動予定
 事例の分析と体系化を進めつつ「企業としてのPS取り組み事例」も大きな取り組みテーマのひとつとして検討しています。MM4に参加しているメンバーには企業でPSに関わる活動に従事している方もいます。直接プロジェクトを指揮するPMの立場の方も複数参加しており、現場ならではの活動事例なども整理しPSに対する理解を深めて行きます。

3.成果報告と最終目標
 中間的な成果として、「事例を体系化して利用価値のある形」にし、論文投稿や関連シンポジュームでの報告を目指しています。また、「企業としてのPS取組み事例」もまとめて報告する予定です。これらの中間的な成果の集大成としてPS調査(モチベーションを測るアンケート等)と診断(プロジェクトの状態を診る)、対策例(PS低下防止、向上策)の提供のしくみを作り、業界改善に寄与することを最終的な目標としています。

補足)
MM4はMotivation Maintenance challenge Fourの略です。4つのチャレンジは
 Real-time measurement (手軽にPSを測定できること)
 Information storage(情報を蓄積すること)
 System performance enhancement(現場プロジェクトへ貢献すること)
 Motivation improvement(モチベーションを向上させること)

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