懸賞つきPMクイズ(6) 「コミュニケーション(3)」
芝 安曇:11月号
1.前回の要点:コミュニケーションの重要性を認識しないマネジャーはいない。しかるに何故コミュニケーションが上手くいかないか?
- 1) 言葉を定義して相手に正しく伝えよう
- 2) 使命・目的・目標を決めて、明確に伝えよう
- 3) 手段と目的を逆転させないこと
- 4) 「和」の尊重を理由に問題を曖昧にしないこと
- 5) コミュニケーションは最初に相手を理解することから始まる
- 6) コミュニケーションは役割分担(権限と責任)を明確にし、行動させるところまで含まれる
2.コミュニケーションで大事な「相手を理解することが最初」と言うことを体で理解しているだろうか?
あなたはベテランで経験豊かな部長。次の場面を想定しよう。
部下:部長ご相談があります。今XXで大変困ってます。時間いただけますでしょうか。
部長:幸い少し時間がとれるから話してみなさい。
部下が話し始める。
1) クイズ1 |
さて、あなたが部長ならどのような態度で部下の話を聞くでしょうか。
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2) クイズ2 |
さて、あなたが有能な部長ならどのような行動をとるでしょうか
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クイズPM(6)はここで終わりにして、読者の回答待ちと決め込みたい。だが、このコーナーの読者はおとなしくて回答がない。仕方なくマッチポンプをする。
クイズ1の回答:通常の態度としての回答は以下である。
通常の態度:
@ 答えを考えながら聞いている
A 聞きながら答えを準備している
有能な部長であれば多くの解を持っている。これは経験的に問題解決パターンA、B、C、Dを持っているため、聞きながら答えを準備できる。
クイズ2の回答:通常の態度としての回答は以下である。
通常の態度:
@ 評価する:反対するOR賛成する
A 探る:自分の視点から質問する
B 助言する:経験からアドバイスする
C 解釈する:自分の動機や行動を基に、相手の動機や行動を捉え、解釈説明しようとする |
これは通常行われているやり方である。「コミュニケーション常識」とでも命名しよう。
さて、これからが本当の問題(クイズ)である。ご自分のお子さんが何か悩みがあるようだ。実は「いじめ」にあっている。通常「いじめ」があっても、親に相談がないため、親は子供が自殺してから気がつく。そこで悲しみと怒りから学校へ苦言を呈する。この深刻な問題をクイズにするとは不届きだという声が聞こえくる。深刻な問題だから、あえて伺いたい。
1) |
「いじめ」は学校で行われているから学校が悪いと非難するは正しい回答か
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2) |
新聞によると子供は親愛なる親に相談しないようです。何故、親に相談しないのでしょうか
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実はこれが最も重要なコミュニケーションの本質的な問題だから読者は懸命に考えていただきたい。
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