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「我が家の引越プロジェクト」

乾 昭博:11月号

プライベートな話で恐縮ですが、引越し後のドタバタの中でこの原稿を作成しています。

引越しだけでも大変なところに、引越し前日の梱包作業が情報処理技術者試験と重なっていた上、9月30日に右手(利き手)の人差し指を骨折するアクシデントまで発生して、完全に戦力外の登録抹消状態になってしまいました。

今回の引越しでは、荷造り梱包から輸送、家具の設置までを業者に任せて、開梱、収納は自分たちでというプランにしていました。生来横着癖のある私は、ほとんど全くといってよいほど事前の準備などしておらず、業者と家内に任せきりにしていました。今となっては何がどこに行ったのかさっぱりわからず、どこから手をつけたものか、呆然と段ボール箱の山(ほとんどが本とLDとレコード)を見詰めるばかりです。果たして本稿がみなさんの目に触れる頃には片づいているのか?予め準備をしておけば、物探しの時間を大幅に短縮でき、精神衛生的にもストレスを抱えることもなかったはずです。全くもって自業自得な失敗プロジェクトでした。

ということで、後悔と反省の念を込めて、気づいたことを幾つか書き留めておこうと思います。
  • 自分が大事だと思うもの(現金、印鑑、鍵、重要書類、貴重品は勿論のこと、趣味の品、高額品など)は人任せにせず自分で荷造りするか手元に持っておく。
  • 家族との通信手段を確保しておく。携帯電話の充電は満タンにしておく。
  • 引越作業中でもよく使うもの(マーカー、はさみ、セロテープといった文房具、ドライバーなどの工具、万が一のための携帯電話の充電器など)は梱包せずに分けておく。
  • ビデオなどの電化製品とケーブル類は、配置・配線が元通りにできるようナンバリングとタグ付けをしておく。(自分ではわかっていても人任せでは元通りになることは滅多にない。)
  • アダプタ付の電源コードは対応機器を明記してまとめて梱包する。(どこに紛れ込んだかわからなくなったり、子どもがゲーム用と他のものを間違えて適当につないだりしたらエラいことになる。)
  • 衣装ケース、コンテナボックス、抽斗などの箱類はそのまま梱包されるのでほったらかしでもよい。(日頃から片付け上手な家内は、箱や小物入れで整理していたので、捜し物がすぐに見つけられた。)
  • 押入れ、本棚、カラーボックス、オープンラックの棚類は中味を出してしまうので、棚ごとにナンバリングしてどの棚に何が納められているのか把握しておく。(家内とは対照的に、私は本棚の隙間なんかに適当に何でもかんでも詰め込んでいたので泣きを見る結果になった。)
  • 照明器具の取り外しと取り付けは日没までに完了させる。
  • すぐに使うもの(目覚まし時計、翌日の着替え、靴など)は分けて梱包しておく。
  • 思わぬところからへそくりが出てくることがあるので要注意。
  • 新居、旧宅ともにご近所への挨拶回りは大切だ。特に車の通行にはお互いに気を配るようにしたいものだ。
  • 新居では、向こう三軒両隣だけでなく、自治会の同じ班くらいは把握しておくようにしたい。
  • 立つ鳥跡を濁さず。荷物の積み忘れにはくれぐれもご注意を。
  • 最後に、家内にはずいぶんと迷惑をかけた。感謝している。
    (と一応は言っておかないと、荷物共々家から放り出されてしまう。)
以上、プロジェクトとはほど遠い内容になってしまいましたが、何かの機会にみなさんの参考になれば幸いです。

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