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P2M実践事例研究会4月より発足

渡辺 貢成:4月号

 PMAJは新組織の発足を機に、P2Mの学際的な研究に加えて、ユーザーの視点を重視した実践研究活動を進めることにし研究参加者の募集を行いました。結果は多くの賛同者を得まして、東京、大阪、名古屋の3箇所でそれぞれ責任者を定め、実践研究を実施します。

1. テーマ
 現在までに提案されたテーマは下記の通りです。
(1) 業界別P2Mモデルつくり
(2) MR、PMSからの新しい提案
(3) 企業競争力を構造化したOWモデルを強化する事例研究

2. 参加者と研究手順
 研究会参加希望者は現在東京で30名程度、大阪、名古屋で30名程度です。参加者については4月に入って内容説明会と募集をします。この研究会の趣旨はPMS資格者が自分の業務にP2Mを採用するとき、使いやすいP2Mモデルをつくろうという運動でもあります。自分で考えP2Mを自分の言葉で書き直していく研究です。それには頭に描いた事例を基本として、この事例をP2Mに落とし込んでいく訓練と、誰にでも使える形にプロセス化する研究です。集団で相談しながら創り上げていく。先達に相談しながらモデルつくりをする。どの方法も可能です。後者は研修研究と呼べるものかもしれません。

3. 準備会発足
 研究会を発足し、効率よく運営するために準備会を発足させました。4月の説明会で、ある事例に基づいたP2Mモデルのつくり方を示すためです。新しい試みなので、いろいろなアイデアを議論しているところです。運営に関しては4月の説明会で参加者のご意見を伺う予定です。

4. 報 告
 研究を3箇所で行うため、このコーナーを利用して、各地のリーダーから報告を受け、月次報告をしたいと考えています。
以上