PMAJジャーナル41号:論文募集のお知らせ
ジャーナル編集部

PMAJジャーナル41号:論 文 募 集
緊急特集:「大災害とPM」~がんばろう、日本!~
特集Ⅱ:「プログラムマネジメント」~その理論と実践~

  ジャーナル41号(2011年8月発行)では、当初、特集「プログラムマネジメント」~その理論と実践~を予定していました。しかし今回の大災害を受け、急遽、緊急特集:「大災害とPM」~がんばろう、日本!~を追加することに致しました。就きましては、下記の要綱でPMAJジャーナル論文を募集します。皆様方からのご応募をお待ちしております。

緊急特集:「大災害とPM」~がんばろう、日本!~
1. 趣旨
 東北・関東大地震で被災された皆様方に、心よりお悔やみを申し上げます。今回の災害は過去に例を見ない悲惨なものでしたが、今改めて、日本が、日本人が試されています。
我々はこの困難から一刻も早く立ち直り、多くを学び、教訓として次世代に継承すべきではないでしょうか。そこで、この緊急特集を組みました。皆様方からの、多様なメッセージをお寄せ下さい!

2. 背景
 「がんばれ、日本! がんばれ、東北!(Don’t give up, Japan! Don’t give up, Tohoku!)」このメッセージは、イギリス、インデペンデント紙の3月13日付の日曜版の表紙に掲載されたものです。同様の哀悼や激励のメッセージが、世界中から寄せられています。
 地震災害、津波災害、原子力災害という三重苦の中にあっても、粛々と秩序を保って避難生活を送られる被災者の皆さんに対しては、世界中から驚嘆・賞賛の声が寄せられています。また生死を顧みず、困難な状況下、必死で救出・復興作業に従事される方々に対しては、同じ人間として頭が下がります。
一方、支援する側の政府・東電・地方自治体・そして我々のリーダーシップに対しては、その対応に疑問の声もあります。発生から1週間を過ぎた現在も未だ、被災地からは支援の物資が届かないという悲痛な悲鳴も聞こえます。更に、原発の放射能のコントロールは、未だ予断を許さない状況が続いています。
今、日本の底力が試されています。われわれに出来ることは何でしょうか?
ボランティア、義援金で支援に参加する
買いだめをせず、節電に協力する
教訓を抽出し、次世代に継承する
希望に満ちたアイディアを提言する
復興シナリオを描き、復興を後押しする
・・・
 われわれにできること、やるべきことは、復興プロジェクトに関するメッセージを発信し、日本の元気を呼び起こす一助とすることではないでしょうか。ここに「PM力(プロマネ)」が貢献できる余地はないでしょうか?
私たちに入る情報は、テレビ、新聞報道を通じた二次情報が中心で、必ずしも正確でないかも知れません。しかし、現場に無い俯瞰力はあると思います。今号のジャーナルでは、復興プロジェクトに絞って、プロマネの視点からのご寄稿をお待ちしています。批判的、ネガティブなものは他の媒体に任せ、夢のある、勇気の湧く、前向きの、建設的なご提言をお待ちしています。

3. 論文テーマ例
 以下のような分野における、哀悼論文、応援論文、提言論文をお寄せ下さい。
復興プロジェクトに関するメッセージ
阪神や新潟等の大規模地震の復興プロジェクト事例から
これからの復興に向けてのアディア、提言
P2Mによる復興へのグランドデザイン
P2Mを用いた復興支援
この難局に対し、PMAJ/P2Mとして何ができるか
災害と復興と日本経済について
被災された方々への哀悼・激励のメッセージ
救出態勢、避難態勢、支援態勢から、学ぶべきこと
被災下での、避難・救出・支援の中での感動シーン
被災された方々への心のケアについて
「日本をチームにする」というテーマでチームビルディング
災害下での、情報伝達、コミュニケーションの在り方
災害下での、リーダーシップの在り方
被災下での、医療・ロジスティック体制
私の震災体験記、避難・救出・支援体験記
災害(トラブル)発生時にどう行動すべきか
その他(自由にテーマ設定下さい!)

特集Ⅱ:「プログラムマネジメント」~その理論と実践~
1. 趣旨
 大規模で、複雑で、曖昧な課題に対して、果敢に挑戦できるか、構想段階で優位に立てるか、が事業の成否を左右する時代になりました。P2Mのプログラムマネジメントの考え方が、今こそ求められている訳です。今号では、プログラムマネジメントにフォーカスしたいと思います。業種や内容のバラツキは問いません。「プログラムマネジメント~その理論と実践~」について、さまざまなご意見をお寄せ下さい。

2. 背景
 スマートシティ構想に見られるように、業界横断的にパートナーを集め、長期的な運用まで見据えたうえで、事業を構想する動きが盛んです。
しかしある調査によると、スマートシティ構想に参加したいが、参入方法がわからないという建築設計関係者が、42%を占めるとのことです(日経アーキテクチュア2010年9月13日号)。また日本はモノづくりに強みがあるが、モノづくりから利益を生み出す「仕組み創り」は弱い、ということも言われます。
これらの例から推測されるように、業界を問わず、プログラムマネジメントは喫緊の課題として必要性が高まっていますが、未だ現場で十分に浸透していない、あるいは実践的方法論が成熟していない、というのが実情ではないでしょうか。
 従来の業界の区切りが曖昧になり、事業の構想段階でどれだけ主導権を握れるか、が競争優位を決める時代です。事業構想の最初の段階で、多種多様な人材を糾合し、全体最適の価値創造のために、戦略的なプロジェクトの束を組成するのがプログラムマネジメントです。PMAJでは2001年から、いち早くプログラムマネジメントの体系を構築し普及活動を行ってきました。
プログラムマネジメントが注目されるようになった今、改めて、プログラムマネジメントについて正面から皆さんに問いかけ、皆さんの経験や意見を形にしておくことは意義があると考えます。P2Mはプログラムという考え方を深く掘り下げてはいますが、企業などの現場では未だ十分に浸透していないかもしれません。そうであるならば、それはなぜか? どうすればいいのか? 自分がやっているのはプログラムマネジメントそのものではないか、私が考えるプログラムマネジメントとはこういうものだ、あるいはプログラムマネジメントはこうやれば成功する、・・・といった経験や意見に基づく論考を募集します。 先ずはアブストラクト(300文字程度)をお送りください。

3. 論文テーマ例
 以下のような分野における実践例・考察・経験談、調査・分析論文、実証論文、提言論文を募集致します。
私のプログラム構想の方法論
私の考えるプログラムマネジメントとはこうだ
プログラムマネジメントの考え方を活用した事業企画例
プログラムマネジメントの考え方を使ってこう乗り越えた
わが社の“プロジェクト & プログラム経営”
わが社のプログラムマネジャーの業務紹介
プロジェクト立ち上げまでのプロセスの見える化事例
わが社(部門)の戦略の具体化(プロジェクト化)
戦略構想からプロジェクト立案につなげるために必要な能力要件
個別プロジェクトの成功と全体戦略との整合性をどうやって両立するか
全体像があいまい、複雑でつかみようがない問題にこのように取り組んだ
プログラムマネジメントが浸透しない阻害要因は何か、その解決策は
P2Mのマーケティング戦略~普及拡大策についての提案~
その他(自由にテーマ設定下さい!)

<スケジュール>
① 2011年04月30日 : アブストラクト(300字程度)提出締め切り
② 2011年05月10日 : 採否結果のご連絡
③           05月31日 : 本原稿提出締め切り

<提出・問合せ先>
            アブストラクトをご送付ください!(締め切り:4月30日厳守)
                  PMAJジャーナル編集長 岩下 幸功    メールの宛先は こちら 

<執筆要綱>
    記述フォームを整合させたく、一般的な論文書式に準拠して記述頂ければ幸いです。
    (不明の場合は、 こちらの執筆要綱 をご参照ください!)

以上