PMAJジャーナル44号:論文募集のお知らせ
PMAJジャーナル44号 : 論 文 募 集
特集:「PM人材の活かし方」 ~PMで日本を元気に!~
ジャーナル編集部

1. 主旨
 これまで、本誌では、PMに関する技法研究や活動報告、あるいは各種事例分析等を取り上げてきました。そうした記事は、どちらかといえばPMに携わる方々(PM人材)の力をどのように磨いていくかの視点に拠ったもので、PM人材をどのように活用していくかの視点に拠るものは少なかったように思います。
 今号では、「PMで日本を元気に!」の視点で、PM人材の登用、活用にあたっての問題点や改善提言、事例研究等を募ることにしました。PMに携わっている方、あるいはPM人材の登用を検討している方等、様々な分野の方々からのご寄稿をお待ちしています。

2. 背景
 大震災から1年を経て、復旧、復興を目指して多くのプロジェクトが立ち上がり、活動しています。しかしながら、そうしたプロジェクトの中には、地域再生後の姿が不明瞭、復興までのシナリオが不明確、プロジェクト間の連携が不充分といった、プロジェクト & プログラムマネジメント(P2M)上の問題を抱えるものが多数あります。PMが機能していない原因の一つとして、プロジェクトを遂行するメンバーの中にPM人材がいない、あるいは不足しているといった事情があるようです。
 なぜ、東北地方のみならず日本の再生を図るうえで最も重要なプロジェクト(プログラム)に必要なPM人材が投入されないのでしょうか。プロジェクトの推進主体である国や自治体、あるいはその首長に問題があるのでしょうか。そもそも、日本には復興プロジェクトのマネジメントを任せることができるPM人材がいないのでしょうか。
 こうした復興プロジェクトに限らず、PMが機能していないのではないかと思わせるプロジェクトが多数あります。PM人材が活用されれば、プロジェクトにおけるPMが機能し、プロジェクトは目標達成により近づくことができるはずです。日本中の、多くのプロジェクトが成功に向かえば、日本の再生に繋がります。これを、司馬遼太郎風に、無理矢理まとめますと・・・
この国の不幸は、
あまたのPM人材を擁しながら、
それを使いこなす人材が絶対的に不足しているところにあった・・・。

というところでしょうか。
そこで今号では「PMで日本を元気に!」の視点で、より多くのプロジェクトがPM人材を活用するようになるための提言や、PM人材活用を阻害する要因の分析等をお寄せ頂きたいと思います。PMAJの活動についての提言も歓迎します。先ずはアブストラクト(300文字程度)をお送りください。

3. 論文テーマ例
 以下のような分野における、事例論文、調査論文、提言論文をお寄せ下さい。
PMオーナーに関すること
PM人材を使いこなすために必要なこと
トップに対するPM教育~必要性、カリキュラム、方法~
PM人材の登用事例、失敗事例~PM人材の必要を認識する時、不足に気がつく時~
PM人材に関すること
PM人材育成策~日本のプロジェクトニーズに適合したPM人材教育~
PM人材の供給~日本のプロジェクトで使えるPM人材は充足しているか~
使い易いPM人材とは~引く手あまたのPM人材の特徴~
記憶に残るPM人材像~理想のPM人材像とは~
震災復興PJに関連して
復興PJへのPM人材投入策~これからの復興に向けてのアイディア、提言~
復興PJが求めるPM人材 ~求められるスキル、経験~
       〃       ~ITプロジェクトマネージャーは使えるか~
       〃       ~活躍するPM人材の事例~
「PM立国としての日本」を構築していくための提言
政治とPM~政治家資格にPMスキルは必要ないか~
公的資格としてのPM資格~その制度、待遇、条件等~
義務教育としてのPM教育~PM教育は何歳から始めるか、そのシラバスは~
PMAJに期待すること~そのあるべき姿、価値あるPMAJへの提言~
その他「PM人材の活用」に関して自由にテーマを設定して下さい!

<応募スケジュール>
① 2012年04月30日 : アブストラクト(300字程度)提出締め切り
② 2012年05月10日 : 採否結果のご連絡
③ 2012年05月31日 : 本原稿提出締め切り

<提出・問合せ先>
            アブストラクトをご送付ください!(締め切り:4月30日厳守)
                  PMAJジャーナル編集長 岩下 幸功    メールの宛先は こちら 

<執筆要綱>
    記述フォームを整合させたく、一般的な論文書式に準拠して記述頂ければ幸いです。
    (不明の場合は、 こちらの執筆要綱 をご参照ください!)

以上