PMAJ副理事長(ピーエム・アラインメント) 佐藤 義男
PMAJ主催の「新春PMセミナー」が1月29日に開催された。350名の参加者が集い、変化の時代に対応するためのアプローチが議論された。
新春PMセミナーは、PMシンポ2010(日本最大のPMイベント)に次ぐPMAJの重要イベントである。
基調講演「ビジネスの現場を変革するプログラムマネジメントの考え方」は、清水教授(日本工業大学大学院)から組織戦略と現場プロジェクトを繋ぐプログラムマネジメントの必要性とP2M活用の有効性が提示された。
パネルディスカッション「変化に対応するITプロジェクト・マネジャーの成功条件」では、
佐藤氏(ピーエム・アラインメント)がモデレータとなり、ユーザー企業(近藤氏、ゆうちょ銀行)とITパートナーとしてのSIベンダー(初田氏、日立製作所)、ITベンダー(佐藤氏、アイネス)が一堂に会し、この変化に求められる人材ニーズ、必要スキルと留意点を議論し、成功するITプロジェクト・マネジャー像を探った。参加者からは「ユーザー企業、ベンダー側双方の意見が聞けて良かった」、「内容の濃い議論で良かった」と好評を得た。
招待講演「案件獲得におけるPMの役割」では、北村氏(シップレイジャパン)からキャプチャー・コンセプトに基づく案件獲得におけるプロジェクト・マネジャーの役割と成功のポイントが解説された。
締めとしてPMAJ会長の田中氏からは、「変革の時代における世界のP2Mへの期待」テーマで、PMAJの2010年活動状況についての説明があった。さらに世界のP2Mへの期待について、ウクライナでの取り組み、インド、フランスでのP2M講座が紹介された。
パネルディスカッションの様子
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