時間 |
セミナー概要 |
10:30
〜10:45 |
主催者挨拶
田中 弘 日本プロジェクトマネジメント協会 理事長 |
10:45
〜12:00 |
【基調講演】 「ビジネスの現場を変革するプログラム・マネジメントの考え方」
清水 基夫 氏 日本工業大学大学院
技術経営科教授
国内市場の縮小、グローバリゼーションと世界的な経済変動、中国など新興国の急成長、韓国・台湾の技術力と経営力、そして円高など、厳しいビジネス環境に対応するには、戦略を立て、ビジネスの新しい仕組みを作り、組織体制を革新する必要があるが、こうした仕事はいくつものプロジェクトの組み合わせで実行される。個々のプロジェクトの効率的遂行を目的とするプロジェクトマネジメントに対し、プログラムマネジメントは事業戦略に最適なプロジェクト群の体系を構築し、それらの統合的な遂行を目的とするもので、企業経営の最上流と現場を結ぶ仕事である。現場の組織が事業戦略の具体化に関与する日本型経営では、現場のプロジェクトマネジャーにも、このプログラムマネジメントへの理解が必須となっている。 |
13:10
〜15:00 |
パネルディスカッション 「変化に対応するITプロジェクト・マネジャーの成功条件」
近藤 洋司 氏 |
株式会社ゆうちょ銀行 コーポレートサービス部門
第一システム開発部部長 |
初田 賢司 氏 |
株式会社日立製作所 情報・通信システム社
プロジェクトマネジメント統括推進本部 本部主管 |
佐藤 達男 氏 |
株式会社アイネス 技術本部技術部長 |
モダレーター |
佐藤 義男 PMAJ副理事長 |
今、企業を取り巻く事業環境が厳しい中で、企業のIT利用は「業務効率化」から「差別化」へと変化している。そこで、企業にはより高度なIT適用が要求されており、この変化に迅速に対応できる複雑・高度なシステム構築とPM力が重要となっている。さらに、生き残りをかけたユーザー企業の情報システム部門とITベンダーのあり方が問われている。本ディスカッションではユーザー企業とITベンダーが一堂に会し、この変化に求められる人材ニーズ、必要スキルと留意点を語り、成功するITプロジェクト・マネジャー像を探る。 |
15:20
〜16:10 |
【招待講演】 「案件獲得におけるPMの役割 〜提案段階起点の品質管理〜」
北村 和彦 氏 シップレイジャパン株式会社 首席コンサルタント
欧米でスタンダードとなりつつある「キャプチャー(案件獲得)」というコンセプトに基づき、PMがどういった段階から営業活動にライン参加するべきか、また案件獲得において、セールスチームとPMがどのように連携をするべきかについて、キャプチャーコンセプトの紹介とともに解説を行う。セールスチームとの連携不足の解消のために、PMはどのように能動的に動くべきか、組織としてどのような役割分担を意識するべきか、それらのツボについて話を進める。 |
16:10
〜16:40 |
【協会より】 「変革の時代における世界のP2Mへの期待」
田中 弘 日本プロジェクトマネジメント協会 理事長
2010年11月P2Mはウクライナ財務省のイノベーションのための公式スタンダードとして採用され、数万人の職員がP2M取り組みを開始している。インドでは12月に政府高官・国営企業幹部向けのP2Mワークショップが開催された。大学院での正規科目としてのP2Mコースはフランス、ウクライナに続いて本年はアフリカきっての知識レベルにあるセネガルでも開講される。動きが早い世界のP2Mへの関心・期待は何か?日本は何か忘れてはいないであろうか。 |
16:40
〜17:00 |
質疑応答 |