理事長コーナー
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PMAJ 2025年度事業計画

PMAJ 理事長 加藤 亨 [プロフィール] :7月号

 PMAJの2025年度の通常総会が6月19日に開催されました。
 主要な議題は、2024年度の事業報告・決算と2025年度の事業計画・予算の審議、および、今年は2年に一度の理事の改選期にあたり、新しい理事の承認が主な議題でした。
 そこで、今回の理事長コーナーでは、2025年度のPMAJの事業計画について触れたいと思います。
 2025年度の事業運営方針として、
「ミッション(使命)を達成する高度な視点、広い視野を有する使命達成型職業人の育成を支援し、実務に資するガイドブックを活用しつつ、価値共創のプログラム・プロジェクトマネジメントの普及を通して活力ある社会の醸成に貢献していく。」を掲げています。
 そしてそのための、具体的な内容として、「PM実務者に対し、自己研鑽を継続的に実践するための、「場」「手段」「指針」を提供し、PM実践力強化を通して活力ある社会の醸成に貢献する。」としています。
 「場」の提供とは、言うまでもなく、PM実務者の皆様が、共に集い、情報を共有・発展させていく場としてのPMシンポジウムをはじめとした各種イベントや、セミナーを指しています。特に、今年はPMAJとなって20年目にあたり、PMシンポジウム2025の場において、これまでのPMAJの歴史を振り返り、現在の活動を共有し、将来の価値共創へ向けた結束を図る場とすべく、様々な企画を用意しておりますので、ぜひ、会場まで足を運んでください。
 「手段」とは、P2M資格・試験制度の運営を指しています。特に今年は、昨年9月に発行されたP2M標準ガイドブック改訂4版をベースとした新しい試験への切り替え時期にあたり、確実に移行を完了すべく、作業を進めてまいります。また、みなさまにとってより利用価値の高い制度とすべく、将来に向けた検討も進めていきたいと考えています。
 「指針」として、2024年9月に発行された改訂4版標準ガイドブックの普及促進を図ってまいります。具体的には、P2M普及推進部会を中心として、初学者にとっても分かりやすい解説資料や事例集を提供していきます。具体的な成果物は、PMシンポジウム2025の会場に展示し、ホームページからもダウンロード可能とするなどの具体的で分かりやすい活動を展開して参ります。さらに、改訂4版標準ガイドブックの維持・更新を確実に行う体制を整備し、コンテンツの正確性を維持するとともに、次回の改訂に向けた情報収集を進めて参ります。
 これらの活動を支え、会員や資格保有者の皆様のニーズに的確に応えていくためには、ITの活用は欠かせないと考えています。そのため、今回の事業計画においては、「人員の補強も視野に入れ、業務のIT化を推進し、広報活動を充実させ、会員のニーズに沿った運営を実現する」ことを明記させていただきました。皆様にとって、より参加しやすい環境を整え、皆様に常に寄り添うPMAJとなるべく、活動して参ります。
 今年度のPMAJの活動に、ぜひ、ご期待ください。

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