① 状況を把握する領域(状況分析:SA)
部門またプロジェクトに与えられた要件に関しあらゆる「関心事」を列挙し、それを具体的課題として列挙し、具体的課題としてセットし、実施の優先順位を決定する思考領域。
「関心事」とは業務上何らかの対処や解決しなければならない状況や事柄を言います。この「関心事の列挙」とは、責任上「何とかしなければならないこと」
「気になっていること」「おかしいと感ずること」「手を打たなければならないこと」等、直面する状況の一覧表を作ることです。
その目的は
● 客観的に直面する状況の全体像をつかむ
● 浮上しにくい問題の顕在化を助ける
② 問題発生の原因を究明する領域(原因分析または問題分析:PA)
状況分析から、望まし常態から実際の常態が逸脱したこと、あるいは両者の間に差異が発生したことを意味する。
すなわち「あるべき姿」と「実際の姿」とのギャップがある場合そのギャップを埋めるための対策を行い、ここから真の原因を究明し、そこにある問題を分析し、有効な対策を講じ、実施の確認までの思考作業を言います。
③ 決定分析(DA)
原因分析または問題分析を通して有効な対策を講じ、実施の確認を通して「何をどうするか」という設問に対する回答をまとめることです。
その際次のような3つの要素で構成されます。