PMシンポ便りコーナー
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PMシンポジウム2023の大会テーマ
<PMシンポジウム実行委員会活動>

PMシンポジウム2023 実行委員会 企画Gr. 竹田 直規 [プロフィール] :7月号

 今年のPMシンポジウムの大会テーマは、

未来に備える
~次世代のプログラム・プロジェクトマネジメントについて共に考える~
です。
 PMシンポジウムでは参加者アンケートを毎回収集しています。収集したアンケートを分析して、次回のPMシンポジウムの大会テーマの選定や講演の推薦に反映しています。PMシンポジウム2022に寄せられたアンケートをいくつか紹介します。

<肯定的な評価>
No.  コメント
1 DX、グローバルPM、アジャイル等の観点や、キャリア形成の考え方等、非常に幅広く、興味のあるセッションが多くあってよかった。
2 DXのトレンドについて詳しく聴ける講演が充実していたように思います。
3 PMマネジメントの傾向や今後の方向性など、とても参考になった。
4 テレワークによるオンラインが多々ある時代にデジタル技術の必要性、終身雇用から転職してキャリアアップをする時代に見合っていた。
5 現在の社会情勢にあったテーマが多く満足です。オンデマンド配信も内容がよく期待しています。

<課題提起的な評価>
No.  コメント
1 PMの何たるかを確認するという点で不足があるように感じた。
2 ここ数年、プロジェクトマネジメントのテクニックに関するテーマが少なくなっているのはやや残念に感じています。
3 プロジェクトマネジメントというより、本日の講演は商品紹介、活動報告と言った内容が主体となっていた気がします。
4 業界や組織活動としてのマネジメントではなく、人間の活動としてPMを考えていく必要がある。
5 PMの勉強をしたいのですが、プロジェクトそのものの紹介が多い気がします。
PMBOKとの関係が少しでも紐づくとプロマネの勉強になるかと思います。

<希望するテーマ>
No.  コメント
1 プロジェクトマネジメントの実践(失敗)事例。プロジェクトマネジメント(評価)技術の最先端。
2 海外のプロジェクトマネジメントの動向。広域災害や紛争に対するPM概念、手法について。
3 DX推進の具体的な事例。DXプロジェクトと、プロジェクトマネジメント。
4 高齢化社会とIT/AI//P2M。10-20年後に備えた人材開発/教育環境。
5 システム開発以外の分野の事例。理論と現場の違い、より実践的な話。

 参加者から寄せられたアンケートを「実行委員会 企画Gr.」で分析し、「実行委員会メンバー」で共有しました。「実行委員会メンバー」はアンケートを参照し、それぞれがふさわしいと考える「大会テーマ(案)」を提案しました。提案された「大会テーマ(案)」を紹介します。

<2023大会テーマ (案)>
No.  コメント
1 100年に一度の変化を好機とできるか、脅威とするか
 ~最先端の経済動向、経営戦略、IT技術、プログラム&プロジェクトマネジメント理論を発信~
2 価値を創出するプログラム&プロジェクトマネジメント
 ~プロマネが牽引する「明日のための課題解決」・「未来のためのイノベーション」~
3 QCDと創出価値とのトレードオフ
 ~プロジェクトマネジメントの理論と実践~
4 DX時代に期待されるPMプロフェッショナル
 ~DX推進を先導し、全体を支えて組織の目的を具現化する~
5 イノベーションで豊になる未来へ
 ~社会課題の解決と持続的成長を目指して~
6 次世代のプログラム&プロジェクトマネジメントについて共に考える
 ~何かが変わったのか、変わる必要があるのか、変わらないのか~
7 未来に備える
 ~明暗を分かつプログラム&プロジェクトマネジメント~

 提案された「大会テーマ(案)」を「実行委員会」で審議し、メインテーマを「未来に備える」、サブテーマを「次世代のプログラム・プロジェクトマネジメントについて共に考える」を選びました。
 「大会テーマ」を受けて「実行委員会メンバー」は、それぞれが携わる分野や課題を基に、「講演者/講演内容」を提案しました。提案された「講演者/講演内容」を「実行委員会」で審議し「PMシンポジウム2023」の「講演」を決定しました。
 「実行委員会メンバー」は「プログラム & プロジェクトマネジメント」に関わる多分野の業界に携わるボランティアで構成されているので、提案された「講演者/講演内容」も多岐にわたっています。一見すると「プログラム & プロジェクトマネジメント」には直接関わりがないと感じられる「講演」もあるかと思いますが、マネジメント実務では難しい状況認識と判断を求められる場面が必ずあり、その際に色々な分野の状況について幅広く学んでいるのとそうでないのは、結果に大きな違いをもたらす場合があると思います。
 「講演」を通じて、次世代の「プログラム & プロジェクトマネジメント」を担う方々へアシストできれば幸いです。「PMシンポジウム2023」へのご参加をお待ちしております。又、「こんな講演が聴きたい!」と思われる方は、是非「実行委員会」へご参加下さい。

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