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「和して同ぜず 」
付和雷同はするな、真実をもって和合せよ。 |
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「君子は和すれども同ぜず。小人は同ずれども和せず」
人と協調していくが、決してむやみに同調しない。
人とのなごやかな人間関係には心掛けるが、無責任に賛成したりしない。 |
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「道に志す 」
志を立て、道を修める事を目標にして励め。 |
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「朝に道を聞けば、夕べに死すとも可なり 」
人生の意味を知り、いかに長生きしても酔生夢死と悟れ。 |
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「義を見て為さざるは、勇なきなり 」
人間として正しい道だと知りながら、利益の為・保身の為に、敢えてしないのは勇気が無い者なり。 |
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「過ちて改めざる これを過ちという」
誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも、改めようとしないことこそ、本当の過ちである。 |
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「知らざるを知らずとなす これ知るなり」
知らないことを知らないと自覚する、それが本当の知るということ。 |
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「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」
言葉巧みに、表情を取り繕っているものに、誠実な人間はほとんどいない。 |
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「良薬は口に苦くして病に利あり 忠言は耳に逆らいて行いに利あり」
良薬は、苦くて飲みにくいが病気には効く。よい忠告は、聞くのはつらいが、自分のためになるということ。 |
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「その身正しければ、令せずして行わる」
行いが立派な者には、誰もが思わず従ってしまうものだ。逆に、行いの出来ていないものが、どんなに立派なことを言おうとも、誰も従いはしない。 |
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「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり」
人が自分の事を理解してくれないと気にするのではなく、自分が人を理解していない事を気にするべきだ。 |
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「先ずその言を行い、しかる後にこれに従う」
まず自分でやってみせる。そして、初めて人は、従おうとする。 |
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「吾れ十有五にして学に志す 三十にして立つ。四十にして惑わず
五十にして天命を知る 六十にして耳順(みみした)がう
七十にして心の欲するところに従って、矩(のり)を踰(こ)えず」
私は十五歳で学問を志した。そして三十歳で一本立ちした。四十歳であれこれと迷うことがなくなり、五十歳になると天が命じたこの世での役割と自らの限界を知った。
そして六十歳になったときには、人の言葉を素直に聞けるようになった。七十歳になると、自分の思い通りにふるまっても、道に外れることはなくなった。 |