PMシンポ便りコーナー
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PMシンポジウムと私の役割

上野 周雄 [プロフィール] :4月号

 私がPMシンポジウム2015の企画メンバーとして参加するようになったのは、私と同じドラッカー学会の会員で私が主宰のドラッカー・サロンという勉強会に参加して頂いているPMAJ会員の小野雅子さんのお声掛けがあったからです。昨年9月4、5日のPMシンポジウム2014の当日ボランティアとして誘われ、楽しくお手伝いをさせて頂いたことから、「マネジメント」という部分でドラッカーとも共通する「プロジェクト・マネジメント」にも興味が湧き、昨年12月にPMAJに入会しました。

 先ず、当日ボランティアに参加させていただき、驚いたことが二点あります。
 一点目は、大変ボランティアの人たちを大事にしているという事です。普通、昼食は出ても他は自前というのが一般的だと思いますが、昼・夜食付き、交通費の支給があり、懇親会への自由参加、そして遠方の場合は宿泊費まで出るという待遇に加えて、自分の持ち場の手が空けば好きな講演を聴講できるということです。
 そして、もう一点は、これだけの規模のシンポジウムをボランティアだけで運営をしているということです。

 私が設立当初から関わっていたドラッカー学会でも2005年11月の設立当初から、交通費や宿泊費は出ませんでしたが、ほぼ同様の運営をしてきました。会員のボランティアでイベント班を結成し、ノウハウの蓄積が出来るように継続的に参加できるキーパーソン数名をリーダー、サブ・リーダーに指名して、時には学生のボランティアも使い運営してきました。途中から、備品リストや完成度の高いロジ表が出来上がり、準備段階からの時間の流れ、当日のプログラムの流れに合わせての作業内容、ヒト・モノの配置も明確に示すことができて、スムーズな運営ができるようになりました。
 ドラッカー学会の総会・大会は、PMシンポジウムに比較して参加者数も少ない一日のみで一会場の運営ですからスムーズにできても当然かも知れませんが、それでも何人もの人に動いて貰うわけですから、現在の形態になるまでには時間が掛かりました。

 現在は、PMシンポジウム2015の企画から参加させて貰っていますので、準備段階の舞台裏から全体が一層良く見えるので、今回はプロジェクト・マネジメント (PM) の実践という観点からも大変勉強になりますし、やるべきことも明確になっていますので当日ボランティアの時のようにまごまごすることは無いと思います。

 私が、PMAJに参加してできることは、私なりの経験や知識をPMシンポジウムの企画や運営に役立てることだと思います。まだ、PMシンポジウムの企画に最初から参加するのは初めてのことで、分からないこともあり、時には余計なことや失礼な発言をすることがあるかも知れませんが、それは一生懸命お役に立てるようにとの気持ちからの発言ですので、その際はご容赦願います。

 さて、まだPMシンポジウムのボランティアをしたことが無い方は、特にPMの初心者の方には参加していただくとPMの実践を楽しみながら学ぶことができます。各業界の経験豊富な方々と一緒にプロジェクトを進めていくことで沢山の得られることがありますよ。

以上

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