オンラインジャーナル/Women's PM

　石川　博子

石川博子福岡大学工学部電子工学科を卒業し、ゲームメーカーへ就職する。
ゲームメーカーでは、開発企画に属し、ゲームの企画開発及び障害者用製品のソフト開発に従事した。その後、結婚退社し、コンピュータエンジニアのフリーランスとして活躍する。
1998年6月株式会社エイチアイ・シスを設立した。株式会社エイチアイ・シスでは、多くのプロジェクトにSEとして、参加し、現在はプロジェクトマネジメント支援として開発環境ツールおよび開発管理ツールの販売、開発委託の受託、および開発事業にいそしむ。
最近は、Web関連の受託開発を「お客様にオーダーメードするシステム」をサービスとして提供している。

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～働き方を変える～

株式会社エイチアイ・シス　石川　博子　[プロフィール]　：5月号

　皆さんが楽しみにしているゴールデンウィークも始まりましたが、この時期は、緑の葉がまぶしく、風も爽やかで、木陰などとても気持ちがいいですね。
　今年の1月から、私は、働き方を少し変えました。毎日、会社に出社し、顔を突き合わせて、働き続けることをやめ、ノマドな働き方をすることにしました。
　私たちの場合、働く環境にインターネット環境があり、パソコンなどがあれば、作業ができます。しかし、誰も監視されない状況で、課せられる責務を全うすべく作業を進めていく時にいくつかの問題が生じます。
　ノマドな作業環境は、「自由な場所で自由な時間、仕事ができる」のですがそのことが成果を上げる場合もあれば、却って成果を下げる場合もあります。
　成果が上がるならば、どんどん自由にやりましょう。一方、成果を下げる原因となるのは、私の場合、自己管理です。作業時間のやり過ぎ、体調管理です。以前も、ノマドな作業をしていたことがありますが、ついつい時間を忘れ、作業してしまうと気がつくと食事もとれてなかったりすることもあり、大変でした。今回は、そういうことはないのですが、一方、体調を崩した時に、何もできない自分を責めていたり、苛んだりと、一人作業が多くなるとそういった時に、強い自分でいたいものです。そのような場合、自分を自分でほめることかもしれません。少しでもポジティブな方向に進んでいればOKです。「よくなっているぞ、いいぞ、いいぞ」と励まして、自分を鼓舞してきました。また、私は、ツールを使って時間管理をし、作業の効率化を評価してきました。作業時間の確保が難しい状況でも、時間管理で無駄な時間を知ることができ、回避できます。
　もう一つ、大切なことは、スタッフやお客様との信頼関係です。
　信頼関係を損なわないためには、日々の報告やコミュニケーションは欠かせません。リモート会議やチャットなどのリアルな時間を他のスタッフと共有するツールも必要です。このようなツールのお陰で、お互いを信頼することができ成果を共有できます。その他にも一人作業ではまった時、スタッフに相談できます。このような場所を問わない作業ができることは、地方にいる方や、いろんな事情で会社に行けない方々に、働くことの選択肢の一つになっていくことでしょう。