エンジニアリング事業部というプラント建設を実施している部門の情報システム部に配属された。そこではPMSS(Project Management Support System)というものの開発・改善がおこなわれており、一部を担うこととなった。これがPMという言葉との出会い。入社後の3年間で、PMを支援するために、どのようなデータを収集して、どう加工してどんな情報をPMチームに提供すればいいのかということを学んだ。
4年目に製鉄所建設のために北アフリカに赴任となり、現地事務所のProject Control Sectionへの異動となった。ここでは実際にPMチームの一員となり、コスト、スケジュールの管理および現地調達を中心とした業務を実施した。途中、現地要員縮小の影響で契約管理、代金回収などのアドミニストレーション業務も併せ行うこととなった。現地での約3年間をPMチームの一員として自分の役割を果たせたということは私のPMの基礎となった。しかし、あくまでもKKD(勘・経験・度胸)の領域での話である。