オンラインジャーナル/Women's PM

　石川　博子

石川博子福岡大学工学部電子工学科を卒業し、ゲームメーカーへ就職する。
ゲームメーカーでは、開発企画に属し、ゲームの企画開発及び障害者用製品のソフト開発に従事した。その後、結婚退社し、コンピュータエンジニアのフリーランスとして活躍する。
1998年6月株式会社エイチアイ・シスを設立した。株式会社エイチアイ・シスでは、多くのプロジェクトにSEとして、参加し、現在はプロジェクトマネジメント支援として開発環境ツールおよび開発管理ツールの販売、開発委託の受託、および開発事業にいそしむ。
最近は、Web関連の受託開発を「お客様にオーダーメードするシステム」をサービスとして提供している。

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ライフバランス

株式会社エイチアイ・シス　石川　博子　[プロフィール]　：4月号

今年は、桜の開花が早く、場所によっては、梅の花と同時期に開花するところもあり、一気に春がきた感じがします。雪柳と桜とこぶしが一緒に咲いているのも、珍しく思います。北の地方では、このような開花は、当たり前のことですね。
また、いつも関東では、入学式の時に桜の木の下で、桜の花と一緒に記念撮影されますが、今年は、卒業式でしたね。少しでも、長く、花見ができることを祈っています。
さて、私は、今までSEという仕事柄、ライフバランスを取ることが難しく、それによって、体調を崩しがちになっていました。特に、春先は、季節の変わり目などで肉体的にも精神的にも落ち着かないことが多かったように思います。
仕事で徹夜、残業ばかりしていたかと思うと、ふと、契約していた作業がなくなってしまい、先が見えなくなってしまったりと、このような繰り返しでは、決して良い職業とは言えませんし、家庭を持った女性が長く続けられる職業にもなりません。
家事や育児、介護をやりながら、家族や周りの方々の支援を得ながら、仕事を続けていくためには、頑張りすぎず、ほどほどにするという事を心がけています。
　「ほどほどにする」というのは、手を抜くという意味ではなく、やりすぎず、やらなさすぎず、偏らずにバランスよくやっていくという事です。仏教用語でもある「中道」のように偏らず、一方に囚われずにやっていくことです。
　しかし、なかなかうまく実践できず、ついつい、こだわってしまったり、偏った見方をしてしまったりしますが、そんな時、私が心がけているのは、「呼吸する」という事です。意識して(深)呼吸することで、「一息」つけますし、俯瞰することができるように思えます。不快感を感じる時は、特に深呼吸を3回ほどしてみて、もう一度、その感情を感じてみると、深呼吸する前より、少し良くなっていることがあります。身体も力が抜け、いい具合に調子よくなっていくケースもあります。
　私の経験では、仕事が調子いい場合、家庭や周りのこともすべて調子よくなり、逆に仕事につまずいている時は、その他のこともうまくいかないことがよくあります。
　そのような時には、いつも私は「ケ・セラ・セラ」(人生、なるようになるさ)を口づさむと、元気が湧いてきます。このように、自分を勇気づける言葉や歌を持つことは、人生の中でとても大切に思います。「いつも、心に太陽を、唇に歌を！」楽しい人生を歩んでいきたいと思っています。