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当時は手探りで、プロジェクトマネジメントの理論と知識を品質保証活動に生かそうと、1999年に情報処理技術者のプロジェクトマネージャ資格を、2004年にPMS資格を取得しました。 |
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実際の開発プロジェクトをマネジメントする立場ではなく、プロジェクトの進捗・リスク・課題などをヒアリングし、プロジェクトマネジメントや品質管理の知識に基づき、第3者の立場からアドバイスを行っておりました。時には、危機的状況のプロジェクトについて、その情報を経営責任者へエスカレーションし、組織としてのプロジェクト支援や、立て直しの為に品質部門としてプロジェクトに参画していました。 |
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そうした中、不慣れなプロジェクトのリーダを任された若いメンバーや、厳しいコスト、納期、先の見えない品質問題や、プロジェクト内の人間関係などに大きなプレッシャーを感じているプロジェクトリーダ達に幾度となく接して来ました。 |
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したたかに、一度の失敗でへこたれず、大きなプレッシャーを乗り越え次のプロジェクトを任せられ、一層成長していくメンバーも数多くいましたが、中にはもう一歩というところで自信を失い、プロジェクトから離れていく者、他社へ移っていく者もいました。 |
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数字や金額で表せませんが、5年、10年と育てたメンバーが会社を去る話を聞いたり姿を見ると、その投資や損失は大きな金額になっており、会社にとっても、本人にとっても本当にもったいないことだと思っていたものです。 |