P2M研究会
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活動報告(6、7月)

東京P2M研究会 PMR 内田 淳二 [プロフィール] :8月号

 震災後の日本では、外部環境に素早く適応出来る自律した個人やコミュニテイが、事業復興や事業再生そして事業創出等で大いに活躍されている様子が報じられ、大いに啓発されている昨今です。

 さて、”創ろう新たな未来”PMAJ主催の年間最大イベントPMシンポジウム2012の開催が迫って来ました。当研究会にPMシンポ二日目セッションの枠を使って何かやらないかとの誘いがかかったのは3月例会でのことでありました。以来、有志が集まり自律した個人向けにP2Mのエッセンスを体感してもらうワークショップの準備を進めています。当初は、P2Mの真骨頂であるミッションプロファイリングや、ありのままの姿を経営者の目線で俯瞰する方法を具体的に教えよう・・などなどの意見で大いに盛り上がりました。

 が・・・、しかし世の中そんなに甘くありません。事務局より、
 「ワークショップの評価は、これまでのシンポでは、いずれも芳しいものが少ない。」
 との話が伝わり、
 「参加者に討論だけさせて終わりにさせている・・。」
 「この討論の結論は??」
 などのアンケート結果を知らされるに至り・・皆の目つきが変わって行きました。

 事業変革を成功させるには、関係者全員の満足を如何に引き出すかが重要である・・とは、P2Mの教えるところであります。侃侃諤諤の議論の結果、全員参加のプロジェクトの立ち上げのコツを学んでもらうことでメンバーの意見が一致しました。ヨコを見ると繋がるが、タテを重ねるとぶつかってしまう旧来の会社組織の現状を良く知る者同志、話は早かったです。「総論賛成、各論反対を制すP2Mの技」~情報をつなげて価値を生むビジネスモデルの創出~をセッションのテーマに決めて150分のプレゼンシナリオの完成までこぎつけることが出来ました。

 受講者の方々に「感動」を持って帰ってもらうために何をするべきか?
 来月は、「講師自身が感動を得られるワークショップにしよう!」を合言葉にリハーサルを行う段取りです。

来るシンポを、お楽しみに・・。
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