PMシンポ便りコーナー
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シンポの舞台裏はP2M実践の場

岡崎 博之 [プロフィール] :12月号

PMシンポジウム2012に向けて2011年11月初旬にキックオフ会議が開催された。
実行委員としてPMシンポジウムの準備活動に参加してきた筆者は、この準備活動はプロジェクトだけでなくプログラム的な要素が多くあるのではないかと考えるようになった。
すなわちPMシンポジウムの舞台裏はP2M(プロジェクト & プログラムマネジメント)が実践されている場なのだと。
PMシンポジウムについてPMAJはホームページ上で下記のように明確化している。  リンクはこちら
PMシンポジウムについて
 日本プロジェクトマネジメント協会の重要年間行事である国内最大のPMシンポジウムを開催し、国内外のPMビジョン・戦略、体系、手法、実践事例などに関して、PMAJ会員ならびに国内外のPM関係者からの発表とそれに基づく交流、合わせて、特定手法・テーマに関する知識講習・スキル向上講習の機会を提供しております。
 また、関西地域に於きましては、隔年でPMフォーラムを開催しております。
上記はPMシンポジウムのミッションを示しているものであり、そこに具体的な形(講演数・講演条件等)を記してはいない。
PMシンポジウムの準備活動はこのミッションを達成するために、
(1) 企画段階ではPMシンポジウムの形を創出、
(2) 運営段階では創出した形を実現、
する活動を行っている。
ここで重要なことは、要件は自ら考え抜き創出しなければならないことである。誰かが要件を持っていてそれを確認して、その通りに形を造っていくのでなく、意図・意味・意義を自ら考えて会議の場でぶつけて要件を決定して形を創っていくのである。ここにP2Mの基本があると筆者は考えている。

与えられた要件のなかで準備活動を進めるのでなく、準備活動で要件を創出しその要件を実現するのがPMシンポジウム実行委員に課せられた使命(ミッション)であると筆者は認識している。

これに関連して 日経ビジネス 2000年3月6日号の有訓無訓(一部抜粋)を紹介させていただきます。
(引用開始)
仕事は自分で仕掛けを楽しもう
中島 雄一 キューピー会長(当時)
 自分で考え、仕掛けた仕事について先輩や上司と議論をしていけば、社内の風通しも良くなります。たくさんの人が同居している以上、相性の合わない人同士もいるでしょうが、話し合っていけば「ああ、この人はそういう考え方を持っているのか」と少しずつ理解できます。
(引用終わり)
読者の皆様もこの活動に参加され、よりよいPMシンポジウムを創ってみませんか。
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