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経緯: |
1906年創設 メキシコ
1985年創始者の孫ロレンツオ・ザンプラノ(スタンフォード経営学修士)CEO
当時は規制緩和等もありセメックスには経済的に厳しい環境にあった。
1987年CIOとしてヘラシオ・イニゲスを迎え、CEO/CIO二人三脚体勢をつくる |
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ミッション: |
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どうすれば、自社のコストを抑えたまま、顧客が常に抱える問題―とりわけ絶え間なく続く、予想不可能な受注の変化―の解決 |
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規制緩和下での外国企業の脅威との戦い |
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ライバルとの差別化 |
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業界固有の不安定な経済からの、経営維持と発展 |
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戦 略: |
① |
「ありのままの姿」である過酷な状況の理解とその解消 |
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② |
「あるべき姿」:過酷な事業体は他の業界にもある。これらのBP
(ベスト・プラクティス)の活用で、問題解決ができれば、一挙に自社の優位性が確立されえる。 |
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方 法: |
3つの組織のBPを着用する |
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① |
フェデックス社:需要予測できない顧客相手に、前例のない迅速性と信頼性で、世界中どこへでも低料金で荷物を配送する |
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② |
エクソン社:世界で最も進んだ石油輸送の追跡、計画、ルート変更のシステム開発。同社のタンカーは天候、政治、軍事的な不安の中で管理された運用管理システムを有している |
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③ |
ヒューストン市の緊急事態通信システム:何百台という救急車、消防車の運用管理 |
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結 果: |
セメックスのデジタル化:ビットエンジン(成功の道具)通信衛星活用 |
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① |
受発注システム:セメント納入は3時間から20分 |
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② |
車両の運用効率改善で35%で運用 |
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③ |
運用経費削減(運転手、車両、燃料) |
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④ |
顧客現場への納入品情報の正確な伝達 |
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⑤ |
顧客満足度100% |