朱書したとこるがプロマネの知恵である。 |
知恵の第一: |
「とるものもとりあえずはせ参じる」が顧客に対する誠意であると共に、原因に関し、言い訳をしなくてすむ |
知恵の第二: |
「ひたすら謝り、言い訳を言わない」は、怒っている顧客は、理性を失っているから、下手な言い訳は火に油をそそぐことになる。怒りたいときには、怒らしてあげるのが顧客満足度を高める意味で重要である。
顧客は30分ぐらい怒り続けるが、怒りが収まると問題解決の重要性に気がつく。その時期まで待つ辛抱強さが、プロマネの知恵である。
怒りが収まると、堂々としたプロマネが頼もしく見え、顧客が味方になってくれる。(顧客社内では、この怒っている顧客が、顧客側の問題解決責任者である。プロマネは顧客にとって、常に頼もしい協力者の地位を確保しなければならない) |
知恵の第三: |
帰社し、上司に向かって顧客の怒りの大きさを伝え、社内体制について上司の協力を取り付ける。上司の協力が不十分な場合、プロマネは上司の部下ではなく、顧客の代理人として、上司を説得する。これが満たされないと上司自ら弁解に行くことになりますという脅しも有効である。 |
知恵の第四: |
プラント系では問題の要因探し、一発回答である。プロジェクトの関係者の誰かが、処理のしやすいところに原因があると発言すると、全員賛同するので、安易な発言を封じることが肝要である。すべてを検討し、魚の骨を書き上げ、1発回答が顧客との信頼性構築になる。
IT系では最低の要求(レベル1)でとりあえず、システムを稼動させるのがコツとトラブル処理のベテラン拜原先生の本に出ていた。 |