グローバルフォーラム
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「グローバルPMへの窓」 第19回
PMAJグローバルPMシンポジウムに向けて
その1− 再び世界へ

GPMF会長  田中 弘:7月号

 PMAJでは来年(2008年)3月10日(月)・11日(火)に、東京都 タワーホール船堀で「国際プロジェクト&プログラムマネジメント・シンポジウム2008」を主催します。 大会の概要は添付の図の通りです。本号からは、しばらくこの国際シンポジウムの話題をお届けします。
 PMAJは、JPMFであった2001年11月に(財)エンジニアリング振興協会と共同で”International Project Management Congress 2001 Tokyo (IPMC2001)” を開催している。この大会はいまでこそアジアでも珍しくなくいが、アジアで初めての本格的PM国際大会で、世界28カ国から450名(うち外国人78名)の参加を得て盛大に開催された。大会の成果として、P2Mを国内外にお披露目をして反響を呼び、またプログラムの質、運営の円滑さそしてホスピタリティーで国内外からの参加者の高い満足を得ることができた。PMで、なんでも「わが国初」のPMAJの面目躍如たるものがあった。この国際大会でPM日本にも自信ができ、日本でのPMブームが加速されたと言ってよいであろう。
小原教授とJain議長   レセプションでの世界のPMリーダー達
 
P2M世界へのお披露目 小原教授とJain議長   レセプションでの世界のPMリーダー達

 せて、今回の国際P&PMシンポジウムであるが、目的は3つほどある。
 第1番目は、JPMFから数えて、わが国PMソサエティーの開設10周年を記念し、日本発信のPMスタンダードP2M(改訂版)並びに日本のPM力を国内外にアピールする大会として、組織のプロジェクトマネジメントのあり方を、国内外からのPMエキスパートと参加者で議論することである。
 次に、世界的に認識が高まっている、プログラムマネジメントであるが、ヨーロッパと比べて日本ではまだまだ認知度が低く議論の場が少ない。プログラムマネジメントを多面的に取り上げたい。
 そして、わが国からのPM発信を行い、PMの東西交流の場を提供したい。

 どのような大会構成になるかは次号から順次紹介するが、PMAJの大会準備・推進委員会が考えているシンポジウム・ビジョンは次のようなことである。
  1. 大会テーマであるOrganizational Project Management Value (組織にとってのPMの価値)の追求が前面にでた大会となり、国内参加者と海外からの参加者の両方から、充実した大会であった、と言ってもらえるシンポジウム。
  2. 我が国PMソサエティーの開設10周年記念の大会であり、パイオニアであったJPMFの後身である、PMAJが新たな時代を切り開いた、と言ってもらえる、特徴のあるシンポジウム。
  3. 大会の推進と実施を通じて、PMAJとP2Mのプレゼンスが上がるようなシンポジウム。
  4. 各産業分野からの参加者に自分の所属産業に関連するPMトラックのみならず、他のトラックにも興味を持ってもらえそうなトピックスを揃ええたシンポジウム。
  5. PMAJ、ひいては我が国のPM界は、世界の種々のPM協会やリーダーの協力を得ながら、育ってきている。これらの協会やPMリーダーの方々に喜んでいただけるシンポジウム。
  6. 大会のエクゼクティブ・ボードと準備・推進委員会メンバーに達成感が残るシンポジウム。

 幸い、大会の質を高める鍵となる海外のPMリーダーの方々から本国際シンポジウムに力強い支援表明が寄せられている。  PMAJを挙げて大会の成功に向けて、力強いストロークを出そうではありませんか。

国際プロジェクト&プログラムマネジメント・シンポジウム2008ご案内


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