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「PMAJ オンラインモニター2006年6月号」

モニター氏

 いつものとおり、下記のモニター視点で書きます。
(1)多くの読者の目線で、まず面白いか(感覚です)
(2)面白ければ、どこが面白いか
(3)面白くないとすれば、それはなぜいか?
 (テーマか/論理性か/文章が悪いのか/物足りないのか/・・・)

 全体に、見易さが改善された記事があり、量も適切なものが増えてきました。変わらないものもあります。読むのが辛い記事も定番になってきました。送付いただいたPMAJジャーナル(紙媒体)にもかなりの記事が投稿されており、両方の編集・運営には大変なご苦労をされていることと思います。

 オンラインのほうですが、ページの左側のフレームを開けたときの全体の構成として、@目次A懸賞つきPMクイズBトピックス(活動報告)CPMプロのコーナーの4つがあります。@〜Bは、それぞれその下に記事がきますが、CPMプロのコーナーの階層が深いと感じます。CPMプロのコーナーのさらに下に「PMプロの知恵コーナー」があります。一番下の記事までたどり着くのに3回のクリックが必要です。その上の階層名と似すぎていますし、3回は多いので、極力フラット化できるといいと思います。
※何かの拍子で、「+PMプロの知恵コーナー」が出なくなることがあります。「ダブリンの風」を読んだあと、その上の記事に戻るとなくなることが多いようです。正しく現象をつかめていませんが、念のためご報告します。


以下、個別のコンテンツについてです。

▼懸賞つきPMクイズ 「問題とは、課題とは、マネジメントとは何か?」 芝 安曇
 面白かったです。分量もちょうどよく、段落見出しも適切でした。思わずクイズに回答してしまいました。こういう企画はいいですね。


▼P2M名古屋セミナー 「P2M名古屋セミナー」 野村 武史
 毎回ですが、コンパクトにまとまっているので読みやすく、適切な量だと思いました。セミナーの内容が的確に報告されていると思います。
 このセミナーの次回予告(トップページからいける告知情報)とリンクを貼れればよいかと思いました。写真を毎回載せていて、いいと思いますが、いつも似た雰囲気ですね。(男性が多い、後ろ側はビジネスカジュアルのドレスコードの人が多い等)

▼5月例会報告 「富士通におけるPMOへの取り組みとその実際」
 毎回、写真があり、様子がよくわかります。記事の長さも適切です。内容も面白く読めました。PMOのあり方について、ヒントを得られたと思います。写真の感想は上記と同じです。


▼PMRコーナー:「PMOの役割、PMBOKからP2Mへ」 芦原 哲哉
 小タイトルが付加されており、読みやすいと思います。内容は、ご自身の経歴報告ですが、なぜか頭に入ってきませんでした。長い文章が多いためでしょうか。
(ふと、このコーナーの目的はなんだろう?と思ってしまいました。毎回違った人を登場させて何をする?)

▼会員の広場 :休  稿
▼今月のひと言 「大きなマネジメントと小さなマネジメントとの違い(3)」 渡辺 貢成
 段落タイトルに加え、小タイトルが付加されて、さらに読みやすくなりました。内容も既知の話でしたが、プロジェクトマネジメントとあわせて語ると、また違った面が見えてくるものだと思いました。タイトルの「大きなマネジメントと小さなマネジメントとの違い」の答えが出てきて、スッキリ!です。次号の予告もあり、も楽しみです。

▼図書紹介 梅田 望夫著 「ウェブ進化論」 金子 雄二
 読むのが苦痛な記事の定番になっています。長めの間隔でタイトル見出しはありますが、ひとつの文章が長く、内容が頭に入ってきません。2スクロールくらいで終わる量が適切だと感じました。
 本からの引用部分がどこで、筆者のコメントがどこかを明示する必要があると思います。「書評」にして、筆者の薦める理由や見所を紹介するのがよいのかもしれません。


▼図書紹介 藤原 正彦著 「国家の品格」 デニマルさん
 この本に興味はわきませんでしたが、記事は面白く読めました。タイトル見出しも、量も適切でよかったです。デニマルさん のプロフィールを知りたいです。

▼グローバルフォーラム 「PM資格の話(3)」 田中 弘
 4月に引き続き、読む手がかりが少ないため、読むのが辛い文章のひとつでした。構成の問題かと思います。読むかどうかを判断する手がかりが「PM資格の話(3)」だけだと、多くの人が、読まないと思います。自分もモニターでなければスキップする記事です。前半は既知の話、後半最後の「筆者がIPMAの資格体系で高く評価するのは次の点である。」は、ちょっと自己満足のような気がいたします。せっかく辛い思いをして読むので、ひとつくらい「ほー、なるほど!」と思える部分がほしいです。
また、中盤の
>筆者が最初にIPMAの世界大会に参加したのは1882年のコペンハーゲン大会で、
は、「1992年」かと思います。


▼PMAJ関西 「KKDとP2M」 酒井 清則
 適切な間隔でタイトルがあり、量も適切で面白く読めました。筆者の意見に(KKDは必要)です。

▼PMP試験部会 「PMBOKRの読み方」(第8回)−目的・立場による読み方− 宮村 孝行
 小見出し見出しや図表はいいですね。きちんと、「読み方」というテーゼについての答えが書かれています。スッキリする文章でした。

▼P2M研究会 「P2M研究会5月の進展報告」 山崎 司
 毎回ですが、短い量で、箇条書きに整理されてあり、適確に表現していると思います。欲を言うと、筆者の「所感」があるといいですね。


▼ダブリンの風(39) 「桜」 高根 宏士
 桜→ウコン→花見→魔女狩りと小見出しから予測して、何がくるのかとワクワクします。・・が、前半の伏線がうまく効いていないように見受けられます。最後の「実は集団心理に操作されている」という話を、中心にすえて、しっかり語ってほしかったです。この部分を知りたいと思いました。なので、記事タイトルは「桜」ではないでしょう。

▼統合マネジメント談義(11) 「統合マネジメント談義(最終回)」 城戸 俊二
 最終回とのこと、これだけの専門的な話を続けるのは大変なご苦労だったと思います。お疲れ様でした。


▼マンション建替プロジェクト奮闘記(2) 「マンション建替プロジェクト奮闘記(その2)」 岡本 政義
 量も適当、内容も面白いですが、小見出しがほしいです。図表なし、小見出しなしでは、後半が苦痛になってきます。内容は面白いです。

▼まいぷろじぇくと(15) 「Win-Win」 石原 信男
 記事の量として長めですが、内容も、面白く読めました。見出しもよいと思います。

▼プロマネの色眼鏡(9) 「将棋に学ぶマネージメントの心得」 加畑 長昭
 毎回面白い内容なのですが、長さと小見出しがないため、読むのが辛い記事のひとつです。今回は特に冒頭の「将棋と囲碁」をみた瞬間に、モニターでなければここでやめる!と思ってしまいました。好きな人には好きですが、興味ない人、知らない人には、スキップされる記事です。最後の段落は示唆に富んでいて興味深いです。

▼夢工学(44) 「性格の変容は可能か」 川勝 良昭
 小見出しでの問題提起、本文内での答えの提示とリズミカルに話が進むように改善されました。しかし途中で出てくるB1,Dなどのタイプは、前号以前に戻らねばならず、せめて何の話かわかるようリンクがあればと思いました。また、次号予告もほしいところです。

▼PMのリース業への挑戦(5) 「PMのリース業への挑戦(5)」 向後 忠明
 細かく段落が区切られ、読みやすくなりましたが、やはり見出しがほしいです。途中、1〜3の番号を振っている箇所もありますが、そこはタイトルがほしいところ。内容を一言で言うと何だろう?と思います。また、冒頭にある「満たされない思いを持つ社員が積極的に参加できるようなベース作りのための活動」とは何なのか?その答えがどこにあるのか、明示されていないので、わかりませんでした。1-3のモデルのことかもしれません。今回も後ろの段落から読み始めました。次号予告があってよかったです。

以上です。