PMAJ News
 
◇◇◇ PMAJ News :2013.06.20 第29号 ◇◇◇
「PM立国」「PM社会」「PM仲間」のために!
特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会

【PMシンポ2013】⇒(11/21~11/22)
>>目次<<
1 コラム:
革新的な研究成果を如何に生み出すか?・・・東北大学大学院  河野 直樹
2 Now and then:
女性役員の登用・・・石川 博子
3 Outlook:
「IT分野のプログラムマネジメント実践的活用法」~企業の新たな価値創造を実現する戦略的アプローチ~
・・・佐藤 義男 /服部 雅臣 /白井 久美子

1 コラム:
革新的な研究成果を如何に生み出すか?・・・東北大学大学院  河野 直樹

 現在、 筆者は東北大学高度技術経営塾の卒塾生(博士学生がメイン)を中心に、R&Dをテーマとした研究会を東北で立ち上げる予定である。
この活動は、東北PM研究会活動とYOUNG SIG活動を兼ねた試みである。
筆者は、このような若手世代メインの研究会を各地方で立ち上げて、いずれは地方同士が連携することで、 日本全国の活動にしていきたいと考えている。
 博士学生は、普段研究活動を中心とした生活を行っており、革新的な研究成果を創出するために、日々尽力している。5年間の研究生活を通じて私は、各研究者の研究成果の質は、研究者本人の実力に加えて、教員の実力や方針、及び研究室の組織風土の影響を強く受けると感じた。
 今回私が議論したいのは、何故研究室や研究者によって、研究成果の質に違い生じるのかという点である。もちろんこれを、個人や教員の能力やテーマ、 運に依存すると結論付けるのは簡単である。私は、優れた研究室及び研究者には共通の規範、行動特性があると考えている。
 この規範や行動特性を、PMを用いて一般化し応用すれば、研究組織ひいては日本全体の研究開発力が向上するのではないかと考えている。
東北PM研究会(YOUNG SIG)活動の一環)では、PMを利用した研究開発力の向上を目的とした活動を立ち上げたいと考えている。

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2 Now and then:
女性役員の登用・・・石川 博子

 働きながら子供を育てる環境の支援、女性の操業意欲促進支援、男性の家事育児支援、女性のノーベル賞受賞を目指した理工系、社会科学系の女子大学生支援など多岐にわたり、具体化されることを楽しみにしています。
 PMAJ内でも、「Women’s SIG」を立ち上げ、「好きなことをやって社内外に影響を与え、元気に働く女性を支援します。」ことを合言葉に、有志に集まって頂いています。この会では、女性が持ちうる才能を発揮でき、元気に楽しく働ける環境づくりやロールモデルの発掘、事例報告会など行っていきたいと思います。
 PMAJでは、秋にシンポジウムがあり、そこで、企業での女性活用の事例報告、女性から見た女性役員についてのワークショップなど行う予定にしています。
 活動に参加されたい方やご興味のある方は、是非、担当:石川へ、ご連絡ください。

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3 Outlook:
「IT分野のプログラムマネジメント実践的活用法」~企業の新たな価値創造を実現する
戦略的アプローチ~・・・佐藤 義男 /服部 雅臣 /白井 久美子


 PMAJではIT分野への要求(変化に迅速に対応できる複雑・高度なシステム構築とそのマネジメント力)にP2Mがどのようにしたら活用できるかを研究してきました。この要求に対しては、従来のPMBOKガイド準拠のプロジェクトマネジメント手法では限界があり、組織戦略と現場プロジェクトの一体化を実現し、企業の新たな価値創造を実現するプログラムマネジメントが欠かせません。
 今回、「IT分野のためのP2Mハンドブック」を出版したのを機に、プログラムマネジメント事例を中心に、その活用方法を修得します。

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