時 間 |
セ ミ ナ ー 概 要 |
10:30
~10:45 |
主催者挨拶
光藤 昭男 日本プロジェクトマネジメント協会 理事長 |
10:45
~12:15 |
【招待講演】 「ビッグデータ活用で人々の生命と財産を守る」
~総合気象情報会社、その取り組みと最新ソリューション~
越智 正昭 氏 株式会社 ハレックス 代表取締役
東日本大震災後、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が懸念される中、地球規模の気候変動により豪雨や台風による被害が相次ぎ、これまでにも増して自然の脅威の来襲に対する備えの重要性が社会的に求められています。一方で、オープンデータ、ビッグデータ、クラウド・・・昨今のICT環境は劇的に進化し、これまでは実現が難しかった仕組みも、工夫次第で実現可能な時代になってきました。ここでは独自のオンラインリアルタイム・ビッグデータ処理により、頻繁に更新される膨大な気象データを高速に処理することにより利用者の判断や行動に資する情報の提供をを可能にした当社の最新ソリューションのご紹介を通して、総合気象情報会社としての取組みについてご紹介します。 |
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休 憩 |
13:30
~15:00 |
【招待講演】 「モンゴルにおけるパッケージインフラ事業のマネジメント」
~我が国ODA事業のパートナーとしての民間資本参加の可能性と現実~
長山 勝英 氏 株式会社 アルメックVPI 代表取締役
ODA(政府開発援助)は途上国支援のツールとして多様に展開しており、我が国は2000年までは世界1位の座を占めていたが、2012年現在は第5位に位置している。日本経済の動向がODAの勢いとも深く連携しており、我が国が国際的に確固たる地位を維持するためには、両者が同じ戦略を共有している必要がある。近年、我が国の先進技術をベースにしたインフラを輸出する事で、本邦企業の競争力を高め、産業活性化に繋げる政策が注目されている。その政策の下、バックアップ機能を担うためにODA資金と技術が期待され、多くの企業が関心を示し多くの試みがなされているが、残念ながら成功例は未だ少ない。何が問題で、どこに活路があるのか、ひとつの現場(モンゴル)からのリアリティを紹介したい。
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休 憩 |
15:15
~16:45 |
【基調講演】 「日本製造業新生のシナリオ」 ~社会イノベーションに適応せよ~
松島 克守 氏 一般社団法人 俯瞰工学研究所 代表理事・所長
東京大学名誉教授
世界の頂点を極めた日本の製造業はこの20年停滞し、特に近年の電機電子産業の凋落は見るに堪えない。そこには“モノづくり”という言葉に引きずり回され、自分達が最高の技術、技能があるという驕りがあった。加えて成功体験を共有する、技術者、サプライヤー、マーケッティング関係者そして当時の経営者からなる社内マフィアが変革のストッパーとなって社内のイノベーターを潰してきた。結果、時代に遅れ新興の競争者に抜き去られた。本講演はこの認識を踏まえ新生道筋を議論したい。 |
16:45
~17:30 |
【特別講演】 「P2M標準ガイドブック改訂の主旨」
清水 基夫 氏 日本工業大学専門職大学院 教授
P2M標準ガイドブック改訂委員会 委員長
初版から12年、旧来のプロジェクトマネジメントに関する知識は、世界中で著しい普及をみた。一方で、業界やプロジェクトの経験を越える層で、プログラムマネジメントの知識の必要性が高まっている。そこで、P2Mの知識をより理解しやすいように、構成の見直しを含め、記述内容の大幅な改訂を行い、第3版を発行する。改訂の主要なポイントは
・ プログラムマネジメントは各主要マネジメントの関係をより明確な形とし記述
・ プロジェクトマネジメント部分はISOによる国際標準化を参考に、構成形式の変更
・ P2Mの実行を主要な知識を3群に分けて記述
新訂となる第3版の内容を概説します。 |