SP-24 アルマ望遠鏡で見るAI時代の学術プロジェクト
~知の探求における価値の源泉を考える~
9月4日  16:30~17:30 Ways of Working  
 講師 自然科学研究機構国立天文台 アルマプロジェクト/主任研究技師
菊池 健一
 セッション概要 標高5,000mのチリ・アタカマ砂漠に展開する「アルマ望遠鏡」は、日本を含む東アジア、北米、欧州南天天文台の加盟国と建設地のチリを合わせた世界20以上の国と地域が協力して運用している大型国際学術プロジェクトである。本講演では、アルマ望遠鏡の科学成果やマネジメントを概観するとともに、AIを用いたデータ処理等の最先端事例を紹介する。さらに、アルマが策定した生成AI使用ポリシーを紹介し、それがプロジェクトマネジメントに投げかける根源的な問いを考察する。AIが観測提案を書き、データ解析を行い、論文を執筆する時代において、知の探求とは何なのか? 価値の源泉はどこにあるのか? 大会テーマ「人が動かす、未来へつなぐ社会を創る」を軸に、学術プロジェクトの最前線から見えるAIとの関係を整理し、未来を創るP2Mのあり方を考えたい。
 講師略歴
菊池 健一氏
菊池 健一氏東京都立大学大学院博士課程修了。1999年に宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)研究員。以来、サブミリ波帯受信機の開発・研究に従事。2007年に産業技術総合研究所、2011年に情報通信研究機構を経て、2014年に国立天文台主任研究技師に着任し、アルマプロジェクトのプロジェクトコントローラを務める。博士(理学)。