KN-02 大学発スタートアップ・エコシステムの現状と課題
9月5日  9:30~10:30 Business Acumen  
 講師 開志専門職大学 学長
各務 茂夫
 セッション概要 我が国のイノベーション創出に向けて大学や大学発スタートアップが大きな役割を担うことが期待されて久しい。2004年4月の国立大学法人化以降、この大きな期待にどれだけ応えることができているのか?東京大学関連ベンチャー企業数は600社を超えるまで及んでおり、2005年度に開講した「東京大学アントレプレナー道場」の修了生だけでも、これまでの20年間で150名に及ぶ起業家を輩出している。今や、周りを見渡せば、起業家、大学発スタートアップと遭遇することは決して珍しいことではなくなっている。一方で、創出されたスタートアップが新産業創造や雇用増という観点からどこまで大きなインパクトを持ち得ているのだろうか?本講演では、我が国の大学スタートアップ・エコシステムの現状を概観し、今後進展が求められる課題について提起したい。
 講師略歴
各務 茂夫氏
各務 茂夫氏開志専門職大学 学長/東京大学 特命教授。一橋大学商学部卒業。スイスIMD 経営学修士(MBA)。米国ケースウェスタンリザーブ大学経営大学院 経営学博士(EDM)。
ボストンコンサルティンググループを経て、1986年コーポレイトディレクション(CDI)の設立に参画、取締役主幹等歴任。東京大学 教授 産学連携本部事業化推進部長、イノベーション推進部長、東京大学大学院工学系研究科教授・産学協創推進本部 副本部長等を経て、2025年4月学長就任。一般社団法人日本ベンチャー学会前会長。