【BS】戦略及びビジネスマネジメント |
B-11 Global Delivery Assurance
~グローバル品質マネジメントシステムの構築~ |
講師 |
株式会社NTTデータグループ 品質保証部 課長
豊嶋 淳史 |
セッション概要 |
NTTデータは2005年より海外進出を本格的に開始し、海外売上やカバーする国や地域を年々伸ばし続けてきた。しかし、企業買収により加わった海外グループ会社が多く、それぞれの国でサービスを提供することはできても、グローバル企業として複数の国や地域で一貫したサービスを提供するのは困難だった。具体的には、
- 海外グループ各社にはビジネス環境や提供サービスに応じた既存の管理標準がそれぞれ存在していること
- 日本と海外で価値観が異なること
- 複数のリージョンに跨る組織連携によるサービスを提供するためのルールやプロセスが欠如していること
という課題があった。そこで、海外グループ会社横断で品質マネジメントシステムの改革を2019年から開始した。本講演では、これらの課題に対してどのような活動を行ってきたかを紹介する。 |
講師略歴
 |
1997年NTTデータ通信株式会社(現在のNTTデータグループ)に入社後、流通業、地方公共団体、省庁、金融機関のお客様向けのシステム開発に従事。その経験を活かし、同社の国内におけるシステム開発標準としてTERASOLUNA、その後、グローバルの標準として、NTT DATA Core Methodologyの整備を主導した。一方、社外においては、2015年より、情報企画調査会SC7/WG7の委員として、システム/ソフトウェアライフサイクルプロセスに関する国際規格(ISO)の策定に携わっている。 |