SP-24 2030年の品質保証は質価値創造へ
モノ中心意識・評価基準・プロセスの大変革
9月6日  15:15~16:15 Power Skills  
 講師 2030年の質価値創造研究会 専務理事/一般社団法人中部品質管理協会 企画部主査 細見 純子
 セッション概要 「100年に一度の大変革」を掲げ、「2030年の品質保証」のあるべき姿を描かんと、自動車業界の方々と共にこの命題に取り組み始めて7年目となります。
私が30年以上身を置く自動車業界では、愚直にカイゼンを繰り返し、自らを鍛錬し、良いモノを生み出すことに注力してきました。今やMaaSやCASEなどの「コトを成り立たせるために多様なステークホルダーと協力してモノを活かす」ビジネスモデルへの変換を余儀なくされる状況下、考察する中で様々課題が見えてきました。
一番の変化は、「顧客が変わる」こと。これまでの顧客は「所有者」でした。今後は、所有を伴わない「利用者」や「社会」が対象になってきます。これは「求められる品質が変わる」ということを意味し、価値を生み出すプロセス、評価基準、それを司る人、企業風土、価値基準なども、大きく変革を求められることになります。
ここまでの取組を皆様へ共有できれば幸いです。
 講師略歴
細見純子氏
細見純子氏30年以上、海外への品質管理普及推進、国内外トヨタグループへのトヨタ流マネジメント普及推進・指導に従事。加えアート思考他多様なテーマの指導も担う。「IoT時代の品質保証研究会」立上げ、2021年「2030年の品質保証」(日科連出版社)執筆。2022年「2030年の質価値創造研究会」を創設/主催。水墨画家の側面も持つ。