KN-02 日揮グループにおける“デジタル変革”の軌跡
CDOの経験から語る“DXの要諦”とは
9月6日  9:30~10:30 Business Acumen  
 講師 日揮ホールディングス株式会社 専務執行役員 CHRO(最高人事責任者) 花田 琢也
 セッション概要  2017年、米国ヒューストン、客先であるメジャーオイルから「デジタル変革(DX)を進めないと2030年には恐竜(ダイナソー)になってしまうぞ!」との挑戦的なアドバイスを受け、日揮グループのデジタルジャーニーは始まった。2018年、CDOに就任して先ず着手したのが「ITグランドプラン2030」の策定であった。客先のアドバイスである“2030年、現在の工数の1/3、工期は倍のスピードでプロジェクトを遂行”というDXの“WHY”を掲げ、半年間でグランドプランを取り纏めた。
 しかし、そのデジタルジャーニーには、組織面や人事面、そして技術面で多くの難題が浮かび上がる。DX-Highwayを疾走できる魔法のギアチェンジのような処方箋は存在するのか? 難題への“打ち手”となった具体的な事例を以って“DX推進の要諦”を語る。後半では、トヨタ自動車への出向やNTTとの協業、アルジェリア国現地法人代表など多くの越境経験を通じて垣間見たビジネスの勘所を紹介する。
 講師略歴
花田琢也氏
花田琢也氏1982年 日揮株式会社に入社、エンジニアとして海外プラントPJに参画。トヨタ自動車に出向して海外工場建設に参画、 NTTグループと「トライアンフ21」を発足してCEOに就任。その後、日揮アルジェリア現地法人CEO、国際プロジェクト部長、事業開発本部長、人財・組織開発部長を経て、2018年 日揮グループのCDOに就任。 2021年に日揮グローバル エンジニアリングセンタ プレジデントに就任し、2022年4月より現職に至る。