SP-15 クライアント・ベンダ一体となった未知ビジネス領域への挑戦
金融業界慣行のDX化を目指すプラットフォーム
9月7日  16:45~17:45 Business Acumen  
 講師 株式会社東京証券取引所 IT開発部トレーディングシステム担当 課長 谷岡 和臣
 セッション概要 変化の速い現代において、「ビジネス・IT一体となって」という言葉はビジネス変革の文脈でよく使われるが、これまでのクライアント企業とITベンダの関係性、つまりお金の出し手と受け手という関係性から、真に会社の垣根を超えたビジネス・IT両輪を実現し、そしてプロジェクトを成功に導くのはなかなか難易度の高いテーマである。そうとはいえ、未知領域への取り組みには、ビジネス・ITの一体化がアジリティ確保に欠かせない。本講演では、東京証券取引所と富士通が両者一体となってチームを組成し、徹底的なデザイン思考とリーンスタートアップ・アジャイル手法を用い、銀行等日本金融機関のETF取引プラットフォーム構築提供という、取引所にとって未知の顧客・未知のビジネス領域に挑戦し、業界慣行のDX化を目指すプロジェクトの内容について紹介する。
 講師略歴
谷岡 和臣氏
谷岡 和臣氏入社以降、上場会社、証券会社や海外投資家への誘致・コンサルティングを通じ、コネクティビティサービス等新たなビジネスの企画・推進に尽力。
現在、ミッションクリティカルシステムである取引所売買システム開発を担当するとともに、新規サービスであるETF取引プラットフォーム“CONNEQTOR”の開発・提供を進めている。