SP-11 プロジェクトマネジメントの潮流とP2Mガイドブック改訂
9月7日  11:15~12:15 Ways of Working  
 講師 特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会 理事長 加藤 亨
 セッション概要 P2Mガイドブック初版の序文に「世界標準でほとんど記述のないプログラムマネジメントの領域に初めて切り込んでいるが、その理由は現代社会の複雑な課題をプログラムに複合してこそ解決できると考えるからである。」と記述されています。今、世界は価値観を異にする国や経済圏が覇権を争う様相を呈しており、そこにパンデミックや激甚災害などの「複雑な課題」が絡み合う混沌とした状況になっています。この状況を受けて、グローバルPMの潮流もPMBOK® 第7版が価値実現システム重視の方向へ大転換したように、プログラムマネジメント重視の方向へシフトして来ています。P2Mでは初版からプロジェクトを「価値創造事業」と定義し、プログラムマネジメントと統合したマネジメントの重要性を提唱してきました。第4版では、新たなプログラム&プロジェクトマネジメントの在り方を示すべく執筆を進めており、その概要をお伝えします。
 講師略歴
加藤亨氏
加藤亨氏1978年 千代田化工建設(株)入社後、同社の様々な情報化プロジェクトを担当後、同社グループ企業の執行役員、取締役、社長を歴任。2019年7月より日本プロジェクトマネジメント協会理事長に就任し現在に至る。PMAJ 公認PMS、米国PMI® 公認PMP®、技術士(情報工学部門、総合技術監理部門)、システムアナリストなど。