イノベーション
IN-11 ビジネス創出におけるSTEMの役割と重要性
9月15日 Ways of Working( Technical )  
 講師 FCNT株式会社 プリンシパルアーキテクト 井上 栄
 セッション概要 STEM教育という取組が広がりつつあるが、情報通信社会の基盤を支えるSTEMについて紹介する。「科学、特に、数学は役に立つ学問なのか?」「科学/数学、テクノロジー、エンジニアリングの違いは?」の疑問に回答する。同時に、社会基盤となっている「位置測位システム」「RSA暗号システム」の二つを事例とし、STEMが果たす役割を説明する。
位置測位システムでは、相対性理論、距離計算の理論・定理を説明するとともに、社会実装・実用化について言及する。
RSA暗号システムでは、暗号の歴史、RSA暗号で利用する定理を説明し、社会実装する上でのポイントを説明する。
説明は、数式、定理の証明を解説するのではなく、それらを利用してどのように実現しているかを解説する。
 講師略歴 1985年より株式会社東芝にて分散処理コンピュータ、及び携帯電話等のシステム開発に従事。2010年より富士通株式会社、2016年よりFCNT株式会社にてAndroidスマートフォンの開発に従事。一貫して製品開発に携わる。JSSEC副会長・理事、MCPCセキュリティ委員会 委員長、NEDOユーザアドバイザリ委員会 委員、サプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム 委員。